まったり米国株投資で51歳までにFIREを達成するブログ

普通のサラリーマンパパが投資と趣味を両立させて経済的自由を手に入れる

ためない生き方(評価:★★★★☆)

おはようございます。cooperです。

今朝は、アルボムッレ・スマナサーラさんの著作「ためない生き方」をご紹介します。この方は、スリランカの初期仏教長老という、とても偉い(語彙力すみません)お方です。

たまたまyoutubeで拝見し、流暢な日本語と方言混じりの毒舌が面白く、本書を手に取りました。

所感など

本書で言うためるとは、コレクションなどの物的なものはもちろん、ストレスや悪感情なども含みます。

  1. ためるときには「2W2H(何を、何のために、どのくらい、期間)」に対して、常に答えを持っておく。
  2. ためたものの奴隷にならないように気をつける。(例えば、お金を溜め込みすぎて使えないなど。)
  3. お金や知識など、たまったモノは必ず逃げていくという法則を理解しておく。
  4. ゴミや悪感情は勝手に溜まっていく。逆に功徳(善行為)は、意識して行動、努力しないとたまらない。
  5. 心がモノに価値を入れている。(金(キン)が高価なものであるか、ただの金属と思うかは心次第)
  6. ためたものは、使用期限が切れる前に適切に使う。使っている時が最も楽しい。
  7. ネガティブ感情は心のゴミなので、ちゃんと処分しなければならない。心の中でコピーしていかないように断ち切る。
  8. 悪感情は善感情に入れ替えるように、考え方を変える。(例えば、人に怒りを感じたら良い面に意識を向けるなど)
  9. 中途半端に良いことをしても、悪感情がたまるだけ。
  10. いくらためても得るものは何もない。
  11. 「生きていきたい」という存在欲を捨てれば、悟りを開いた聖者になることができる。

 

なかなか、奥が深い内容でした。現在私は、お金や知識、世間からの承認と、ためることにとらわれている気がします。向上心を持つことは大切ですが、それにとらわれすぎて、自分や周囲を不幸にすることはあってはならないと感じました。

上手く自分の人生と付き合うためのヒントを得られたような気がします。日頃忙しくしている方にオススメの書籍です。youtubeもぜひ視てみて下さい。

今週は仕事が忙しく、純粋に疲れがたまっている気がします。デトックスしたい…。

本日もありがとうございました!

なぜ「若手を育てること」のは今、こんなに難しいのか(評価:★★★★☆)

おはようございます。cooperです。

今朝は、リクルートワークス主任研究所主任研究員である古屋星途さんの著作「なぜ、若手を育てるのは今、こんなに難しいのか」をご紹介します。

勝手な思い込み事例

本作は、いわゆるZ世代の教育に悩むビジネスマン向けに、あらゆる調査データを用いて、若者が何を考え、どうアプローチすべきかを指南して下さっている作品です。

作品では、我々が抱く若手に対する思い込み事例と、データ分析の結果を比較しています。特に印象に残った内容を以下に列挙します。

  1. (思い込み)Z世代とは、今までにない価値観を持った人種なので、まずはその価値観を把握しなくてはいけない…。→実際は、安定重視タイプと挑戦重視タイプの二極化が著しい。
  2. (思い込み)労働環境を改善すれば、辞めないでいてくれる…。→「職場がゆるくて辞める」という若手もいる。
  3. (思い込み)心理的安全性を高めれば、若手の離職は止められる。→心理的安全性だけでなく、キャリア安全性が重要。

 

まずは若手への偏見をなくして、しっかりと向き合うことが大切ということです。また「キャリア安全性」というフレーズが印象に残りました。これは、以下の3つの要素から成り立つとのことです。

  1. 時間視座(このままこの会社にいて成長できるのだろうか…。)
  2. 市場視座(このまま職場の仕事をしていると転職できないかも…。)
  3. 比較視座(友人・知人などまわりの同年代と比べて劣っている気がする…。)

そして、心理的安全性とキャリア安全性は正の相関がないことが示されているようです。つまり、心理的安全性があっても、キャリアに不安を感じているなら、仕事を辞めてしまうこともあるということです。

所感

正直、私が若い時は、それこそ「何も考えずにガムシャラに仕事をしてきた」と思います。パワハラ上司や長時間労働のおかげ(?)で、心理的安全性なんて皆無で、キャリアを考える暇もありませんでした。

そんな中、労働環境が改善された現代においては、将来のキャリアを考える若者が登場するのは自然なことですね。とても勉強になりましたし、私ももっと頑張らなければと思いました。

4月から、私の組織に入社4年目の女性が異動してきて、私の下についてもらうことになっています。少しでも彼女の役に立てるように、本書を購入しました。ただ小手先のテクニックには頼らず、まずは色々とお話ししたいと思っています。

それにしてもキャリア安全性か…。良い時代、そして複雑な時代になりましたね。

 

今日は水曜日、週の折り返しですね。久々に晴れて気持ちがいいです。

今日もお仕事がんばりましょう。ありがとうございました!

【総資産:6,166万円】「夢を叶える逆算思考」(評価:★★★★★)

おはようございます。cooperです。

今朝は、定例の総資産報告です。24年3月25日現在の総資産は、6,166万円となりました。

年初からの資産上昇が著しく、ついに6,000万円の王代を超えました。まぁ、これも一時的なものかもしれませんし、そもそも数字の積み上げでしかないので…、と過剰反応しないようにします。

さて読書の方は、サッカー選手の三笘薫さんの著作「VISION 夢を叶える逆算思考」をご紹介します。本書は、サッカーを習っている子供に誕生日プレゼントで贈ったものです。

あらすじ

本作は、現サッカー日本代表の三笘薫さんが、自身のサッカー人生を包み隠さず語られています。

身体も小さく、普通の小学生であった三笘少年が、どうやって世界で活躍できる選手に成長することができたのか…。そしてワールドカップでの「三笘の1ミリ」は、どのようにして生まれたか…。

所感など

元々、選手としてクレバーなイメージであった三笘さんですが、やはり文章力も相当高いと感じました。家族が一番大事で、今でも仲良しというエピソードには親近感を覚えました。

やはり良い選手というのは、良いコーチと出会っています。「プレーの意図を言語化する」、「走り方を科学する」、「食事や栄養の重要性を説く」など、指導者が子供や学生相手でも本気で向き合っていると感じました。そして厳しい指導を受けながら、それを血肉化する能力が著しく高い選手だと感心させられました。

スペイン代表戦の「三笘の1ミリ」については、皆さんも印象的な場面だと思います。右サイドの堂安選手にボールが入った瞬間、左サイドの三笘さんはすぐに動き出したようです。これは昔から指導されていたことのようで、やはり練習以上のことは試合ではできないということを実感したのだそうです。

結果、最短距離で左サイトを上がっていた三笘さんがクロスを上げることができ、これが田中選手のゴールにつながりました。

誰もが栄光として称える場面ですが、三笘さんは、大局を掴んで動き出せていれば、もっとシンプルにゴールを決められたと語っています。(例えば、1トップの前田選手の動き出しが早ければ、堂安選手からのクロスに合わせることができた…など。)超一流選手は、このように物事を考え、その他の選手と圧倒的な差をつけていくんだろうなと驚きました。

三笘さんの言う、逆算思考の重要性は、色々なところで言われるところです。しかし、特にビジネスの世界ではなかなか達成することができないのが、私自身の悩みでもあります。そもそも仕事で、「こんなことを達成してみたい!」ということを考えたこともなかったもので…。

雑記

昨日、子供と一緒に、某スタジアムで開催された親子サッカー教室に参加してきました。

普段は、プロの試合が行われる場所ということで、ピッチの感触に感動しながらサッカーを楽しみました。が、会の後半には試合が目一杯組まれており、体力的に非常にきついものでした。ただ本気の試合の中で、我が子と一緒にプレーできるなんて幸せ以外の何物でもありませんでした。

私はサッカー未経験ですが、経験者の大人が本気でやっている姿は見苦しいものでした。つい昔のクセで、私も暴言を吐いてしまい、後で反省しました。ただ、やはり勝負事が好きなんだなと気付かされた休日でした。

 

今週は出張はありませんが、色々とイベント事が多く、バタバタしそうです。今日と木曜日は、送別会もあり体調管理が大変そうです。

それでは、今週もお仕事がんばりましょう。ありがとうございました!

鉄道員(ぽっぽや)(評価:★★★★★)

おはようございます。cooperです。

今朝は、浅田次郎さんの著作「鉄道員(ぽっぽや)」をご紹介します。高倉健さんの映画で有名な本作ですが、母親の勧めで手に取りました。

あらすじ

本作は、短編集です。私のお気に入りは、タイトルである「鉄道員」と「ラブ・レター」という作品です。

①鉄道員

地方の鉄道員である職務忠実な男が、ある日、定年退職を迎える。周囲の心配をよそに、男は不思議な体験を通して、本当の自分の気持ちを知る…。

②ラブ・レター

執行猶予付きで釈放された男のもとに、偽装結婚をした、会ったこともない中国人妻の訃報が届き、遺体の受取を依頼される。遺体の引取りに向かう中で、妻からの手紙を読み、男は心を揺さぶられる…。

 

所感など

どの話も、とっても心に響きました。鉄道員を読み終えた時は、朝の通勤電車の中で思わず泣いてしまいました。そこそこありきたりな話なのに、文章の作りがとても精巧で、感情移入できたような気がします。

ラブ・レターという話は、どうしようもない男の心が、徐々に溶かされていく様子が手に取るように分かり、私の心にも染み渡りました。

1997年発行と、かなり昔の作品ですが、全く古さを感じない、素晴らしい作品に出会えたと感じています。母親にも感想を伝えてあげよう。

 

雑記

4月からも、私は現職のままなのですが、部署内に1名異動があり、新人が加わることになりました。

平均年齢50近くの男職場に、4年目の女性が来るということで、教育係を任されている私には不安しかありません。

その人が、今日、引き継ぎにくるようなので、少し緊張しています。あのちゃんや、フワちゃんみたいな人でなければ良いのですが。

明日は休みですね、お仕事がんばりましょう。

本日もありがとうございました!

【総資産:5,974万円】卵の緒(評価:★★★★★)

おはようございます。cooperです。

今朝は、定例の資産報告です。24年3月18日現在の総資産は、5,971万円となりました。

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日米の株式市場は、ブレーキがかかっていますが、まだまだ高値域をキープしているかなという感じです。巷では、年初一括投資が最適解と言われ、確かにそうだと思うのですが、私はせっせと積立投資を継続したいと思います。

 

読書は、瀬尾まいこさんの著作「卵の殻」をご紹介します。

本書は、瀬尾さんのデビュー作です。最近映画化された「そして、バトンは渡された」は大変有名で、私の読書歴の中でも強い印象を残しています。

あらすじ

本作は、卵の緒と、7's bloodという2作品で構成されていますが、卵の緒をご紹介します。

本作は小学生の少年、育男の視点で進められます。育男は、自分は捨て子だと雰囲気では知りつつも、明確には理解できていません。

そして、かなり天真爛漫な育男の母親(シングルマザー)の元に、恋人が現れ結婚、そして自分の出自を知るきっかけを得る…。

感想など

本作は、家族や血縁などをテーマにした作品です。そういう意味では、「そして、バトンは渡された」と似た作品と言えるかもしれません。

ただ、こういった作品にありがちなドロドロしたものはなく、むしろ大きな事件や争いは起きません。そんな日常における、何気ない会話や食事のシーンがとても美しく描かれており、読後は心が洗われた気持ちになります。

私は本作を単行本で読んだのですが、巻末のあさのあつこさんによる解説が大変秀逸でした。

女性作家では、西加奈子さんがダントツで好きでしたが、瀬尾さんの世界観にも引き込まれるものがあります。これから何作か、読んでみたいと思いました。

 

今週は出張はありません。先週はバタバタでしたので、まずは雑務を片付けたい…。そして水曜日の祝日はしっかりと休めるようにしたい。

本日もありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カラマーゾフの兄弟(評価:????)

おはようございます。cooperです。

今朝は、ドストエフスキーさんの著作「カラマーゾフの兄弟1巻」をご紹介できません…という話です。

この作品は、カラマーゾフ家の主であるフョードルと4人?の息子の話です。フョードルは、私生活がとてもだらしなく、長男のドミートリイとは気が合わずに喧嘩の毎日。そして、父の殺害を計画するが…。

実は、この本はどうしても読み続けることができずに、途中で断念してしまいました。ということで、評価は????です。(ファイナルファンタジーの青魔法みたいですね)

人類文学史上の最高傑作などと言われる本作ですが、今の私にとっては難しすぎた。。

そろそろ話が展開していくはず…と、我慢をして読み進めましたが、宗教や哲学の内容にどうしてもついていくことができませんでした。

もう少し時間や心に余裕ができたら、読むことができるはず!と前向きに捉えて、記録だけしておこうと思いました。

 

話は変わり、今週は火曜・水曜で愛知に出張に行っておりました。夜はお決まりの手羽先とビールで、とても幸せだったのですが、宿泊したビジネスホテルがボロボロで、眠れずに酷く疲れました。

今の会社は、宿泊費として定額を受け取ることができるため、どうしても安い宿を探してしまいます。

若い時なら、酔った勢いで、どこでも快眠することができたのですが、最近はそうもいかず、ホテル代をケチった自分を恨みました。

次年度は、さらに出張の機会が増えそうで、海外出張なんて話も出ています。年齢も考えて、無理のない計画を立てていきたいなと思いました。

 

今日は金曜日ですね。あと1日がんばりましょう。

本日もありがとうございました!

【総資産:5,940万円】老いの才覚(評価:★★★☆☆)

おはようございます。cooperです。

今朝は、定例の総資産報告です。24年3月11日時点の総資産は、5,940万円となりました。

年初より続いている株高も少し落ち着いてきた感じでしょうか。上げすぎる必要はありませんが、一瞬でも6,000という景色を見せてもらいたい気持ちはあります。

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読書の方は、曽野綾子さんの著作「老いの才覚」をご紹介します。

本書では、超高齢化社会において、自立した老人になるために、以下7つの老いの才覚(老いる力)を持つことの重要性が述べられています。

  1. 「自立」と「自律」の力→高齢者に与えられた権利は放棄する、性悪説に立つ
  2. 死ぬまで働く力→日常生活の営みを人任せにしない、受けるより与える側に立つ
  3. 夫婦・子供と付き合う力→子どもの世話になることを期待しない
  4. お金に困らない力→お金で得したいと思わない、冠婚葬祭から引退する
  5. 孤独と付き合い、人生を面白がる力→老年の仕事は孤独に耐えること、冒険は老年の特権である
  6. 老い、病気、死と馴れ親しむ力→跡形もなく消えるのが美しい
  7. 神さまの視点を持つ力→信仰を持つと価値判断が一方的にならない

所感など

本書は、執筆当時(2010年)既に80歳近くであった曽野さんが記した、美しい老い方の指南書です。

やってもらって当たり前という態度が「老い」ということのようです。つまり若くてもこのような考えがあれば、それは老人ということです。

私自身で考えると、若い時に比べたら落ち着いたなと感じる一方、このような傲慢さが出てきていることは否定できません。車の運転しかり、様々なサービスを受ける時もしかり、自分の物差しで世の中を捉えてしまうことがあるように思います。

我慢して精神を病むなんてことは、あってはなりませんが、せめて「良いオトナが…」と後ろ指さされないようにはしたいですね。話に脈絡がないですが、私は自分が死んだとき、火葬も葬式も不要と思っています。

 

今週は、明日と明後日にかけて愛知県まで出張します。年度末に仕事を詰め込んだせいで、余裕がありませんが、焦らず捌いていきたいと思います。

それではお仕事がんばりましょう。ありがとうございました!