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良いリーダーの言葉は「時間差」で遅れて効いてくる

「リーダーの仮面」を読了

おはようございます。cooperです。

今朝は、安藤広大さん著の「リーダーの仮面(LEADER'S MASK)」を読了しました。

安藤さんは、株式会識学の代表取締役社長です。

大学卒長後、NTTドコモ、ジェイコムを経て、2013年に「識学」という考え方に出会い独立、識学講師として、数々の企業の業績UPに貢献した方です。

識学とは、人と会社を成長させるマネジメント方法です。

特に私のように中間管理職真っ只中で、組織と部下個人の成長に手こずっている人にオススメです。 ※少々、冷徹で劇薬的な面もありますが。

本書では、チームの結果を最大化させるために、リーダーが見るべき5つのポイントを解説しています。

 

リーダーが見るべき5つのポイント

1.ルール

 →場の空気ではなく、言語かされたルールをつくる。

  ・行動のルール:目標と連動したルール(評価に用いる)

  ・姿勢のルール:やろうと思えば誰でもできるルール(あいさつ、時間厳守など)

   ※ルールのない組織は、感情が優先されがちとなり、ストレスが溜まる。

2.位置

 →対等ではなく、上下の立場からコミュニケーションする。

  ・「伝言ゲームをするだけの人」になってはいけない。

  ・今の利益は脇に置いて、未来の利益を選ぶ。

  ・お願いではなく、言い切りで任せる。

3.利益

 →人間的な魅力ではなく、利益の有無で人を動かす。

  ・集団の利益アップを優先して行動する。

  ・健全なる競争状態を作り出す。

4.結果

 →プロセスを評価するのではなく、結果だけを見る。

  ・「評価者が求める結果を出すことができる人」を目指す。

  ・リーダーはプロセスを評価してはいけない。

5.成長

 →目の前の成果ではなく、未来の成長を選ぶ。

  ・結果と評価のギャップを埋めていくことが成長につながる。

  ・組織は成長の場を提供するのみ。成長を信じて、ひたすら待つ。

 

感想

 これまでの私のマネジメント意識をくつがえす、非常に斬新な考え方でした。

近頃は、ハラスメントや働き方改革的な論調が強く、「部下に寄り添う」「モチベーション」などの重要性が語られます。

しかし、識学ではこれらを完全に否定しています。

感情を脇に置いて1~5のポイントを徹底して行動することで、「組織の利益と個人の成長」を得ることができると主張しています。

 

私自身の言動を振り返ると、反省しかありません。

全く真逆のことをやっていることも多くあります。

部下のためを思ってやってきたことも、結局、責任逃れだったのかもしれません。

 

著者は終章で、「リーダーは逃げ切ろうとするな」と述べています。

 ・生み出した有益性以上に給料をもらっている人は、借金をしているのと同義である

 ・自分が与えられた位置でどういう成果を上げられるかを考え続けよ

非常に的確で、厳しいお言葉です。

これまでの自分の行動を省み、行動を変えていこうと誓いました。

怠けそうになった時、くじけそうになった時、読み返そうと思います。

 

ありがとうございました!