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「何に投資をしないか」を決める!

おはようございます。cooperです。

今朝は、ミアン・サミさん著の「教養としての投資入門」を読了しました。

ミアン・サミさんは、東京都生まれの米デューク大学卒業で、日興シティグループ証券に入社、その後、イギリス系のヘッジファンドに移籍したという経歴の持ち主です。

金利の裁定取引に特化した運用で、最盛期には6,000億円以上を運用、その後に投資とビジネスを通して資産10億円以上を構築したということです。

本書は、そんなサミさんの、「投資を通じて人生を豊かにする方法」を分かりやすく伝授してくれる入門書です。

本書の中でサミさんは、投資によって得られる「生涯年収」を以下の式で表しています。

 

生涯年収=β+α+λ

β=「自動投資」で得られるお金

α=「楽しむ投資」で得られるお金

λ=「教養投資」で得られるお金

 

これを略してβαλ(バル)法と呼んでいます。

βは、自動化により長期運用を行うことで初心者でもほぼ確実に現金を増やすことができる方法のことです(逆に言うと、長期で自動化しなければ確実に現金と比べて損をするということです)。

具体的に言うと、個別株投資と異なり、市場全体に投資するパッシブ投資をベースにした投資方法です。私の資産形成も、自動投資が柱となっています。

対してα(楽しむ投資)は、自分が買いたいと思う個別銘柄を選んで投資を行うことで、不動産投資や事業投資も含みます。

リスクは高く、勝てる確率も低いですが、科学的に勝率を上げることは可能であり、爆発的なアウトプットをもたらす可能性もあります。

またλ(教養投資)は、自分の思い描く理想のライフスタイルを手に入れるための最も重要な投資方法と位置づけています。

それは、自己への投資、つまり「時間」への投資です。

しかしこれは、闇雲に投資セミナーに参加したり、資格を取得することを勧めている訳ではありません。

 

印象的だったのは、「何に投資をしないか」を決める(投資の格言)ということです。

そして、限られた自分の命の時間から最も効率的に対価が得られるものだけに投資していきなさいと示唆しています。

具体的には「スキルスタッキング」という方法を紹介しています。

これは、メガトレンドに沿っていてかつ自身が得意なスキルを3~4つ探して磨き、積み上げていくという方法です。

100人の中でトップ10くらいに入るスキルを、複数持つことで、1万人に1人のスキルに昇華する可能性があるということですね。

著者のサミさんは、元々、語学(英語と日本語)と金融リテラシーの高さには自信があったようです。

さらにプレゼンのスクールに通ってスキルを習得することで、セミナー講師の依頼や執筆の依頼が入るようになったということです。

 

またサミさんは、①メガトレンド(つまり時代が求めていること)、②自身の正確スキルの把握(自分の長所を生かすことができること) ③自身のスキルの棚卸(自分が今、得意としていること) が重要だと述べています。

この視点は、これからの長い人生を豊かにするためには、非常に重要な視点だと思います。最後に私自分のことを評価してみました。

 ・自身の性格スキル・・・協調性、誠実性

 ・トップ10に入る(であろう)スキル・・・決めたことを継続するスキル(読書習慣、筋トレなど)、人に何かを教えるスキル(塾講師の経験。高校受験くらいまでは教えられるか)

 まだまだ「お金にできるスキル」とは言い難いと思います。。

ただ私の今のスキルに、客観的な資格が加われば、もしかすると世の中の役に立てるかもしれない・・・そんな淡い期待を抱きながら、日々自己研鑽に励みたいと思います。

 

ありがとうございました!

 

 

教養としての投資入門 (朝日新書)

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