おはようございます。
cooperです。
今朝は、佐藤優さん著の「組織の掟」を読了しました。
著者プロフィール
佐藤さんは、1960年生まれの作家さんです。
同志社大大学院卒後、外務省に入省し、ロシア連邦日本国大使館、外務本省国際情報局分析第一課などで勤務。
2002年に、背任・偽計業務妨害容疑で逮捕されています。
※詳しくは分かりませんでしたが、当時、鈴木宗男さんとの関係が疑われたようです。
また本書と全然関係ないのですが、佐藤さん、幻冬舎の見城徹さんと雰囲気が似てるなーって思ってました。
一度お二人にお会いして、カツを入れてもらいたいなーなんて思っています。
見城さんのオススメ本も載せておきます。
本書をオススメしたい人
- 一流の男から、サラリーマンの処世術を学びたい方
- ダメ社員を含め、組織を強めるための部下育成方法を学びたい方
書評
各種メディアで佐藤さんを見掛けることはありましたが、書籍を拝読させてもらうのは今回が初めてでした。
本書は、佐藤さんが外務省に入省してから旧ソビエトでの厳しい業務を通して学んだことが記されています。
恐らく、佐藤さん自身は非常に優秀かつ組織への帰属意識も高い人物だったように見受けました。
以下、印象に残った内容です。
- 組織は個人にスキルを与える
- 上司には決して逆らうな
- 嫌な仕事ほど一番下に流れてくる(やり過ぎると後輩に迷惑がかかるため、ほどよくサボることも大事)
- 独自の正義感を持つ者が一番危険
- デキる部下を見極めよ
- ロジスティック(雑務・調整業務)ができない者は、サブスタンス(外交戦略)はできない
- 斜め上の応援団をつくれ
- ヤバい仕事からはうまく逃げろ
これらの言葉、佐藤さんが言うと重みが増しますね。
仕事柄、佐藤さんは、語学力を人を評価する方法の1つとして紹介しています。
外国語能力には、能動的能力(書く・話す)と受動的能力(読む・聞く)があり、佐藤さんは能動的能力が大事だと述べています。
恐らく、特に日本人はココが弱いと言いたいんだと思います。
TOEICでは主に受動的能力の試験となるため、実務として英語を使えるかどうか測ることはできません。
私も今後、語学力は高めなければと考えています。
※米国株投資家を語るのに、TOEIC500点くらいでは恥ずかしいですよね。
ただテストの点だけではなく、実務として使える英語を身につけたいですね。
また「斜め上の応援団」をつくれとも仰っています。
これは、直属の上司だけでなく、関連部署で力のある人たちにも可愛がってもらえるように振る舞えということです。
そして「働きやすい環境は自分でつくる」ことを勧めています。
これ、私はできてないかもなーって思います。
これまで異動を繰り返してきて、それぞれの土地でお世話になった人がたくさんいるハズですが、しっかり恩を返すことができている気がしません。
逆の立場だったら、たまに近況を報告してくれたり、改めて「あの時はお世話になりました!」なんて言われたら嬉しいのに、なかなか行動に移せません。
今後、また誰とどこで縁があるか分からないですよね。
ちょっと、昔にお世話になった人に連絡してみようと思います。(逆に忙しいのに面倒くさいか??)
本日もありがとうございました!