おはようございます。cooperです。
最近は仕事が忙しい(要領が悪い)のと、家族旅行等に精を出しているため、更新が遅れています。
今朝は、松浦弥太郎さん著の「センス入門」をご紹介します。
松浦さんの書籍は、これまでも何度か紹介させてもらいました。
やはりこの方の考え方、生き方の多くに共感することができます。
今回もじっくりと読ませてもらいました。
本書のまとめ
「センスの良さ」とは、生き様である。
感想
松浦さんは、センスについて以下のように考えています。
「仕事や暮らしについても、ある程度のレベルまでは行くけれど、さらに高いレベルに行くにはその人の持つセンスが大きく左右される。」
よく分かる気がします。
若いときは、センスという言葉を、服や持ち物のチョイスのみに使っていました。
とにかくモテたくて、尊敬を受けたくて、センスの良い人のマネをしていました。
ただ、社会人になってからは、それ以上にセンスが試される場面が多くあるように感じます。
特に会議などの場では、発言の間の取り方やワードチョイス、声の出し方ひとつとっても、「センスないなー」と思うことがあります。
本書は「じゃあ、センス良い大人になるためには、どうすれば良いのか?」という指南書として参考にしていただけると思います。
センスを磨くアイディア・お手本
- センスが良いとは日本語で言う「美徳」である。
- 美徳とは、「武士道」「徳を積む」「わびとさび」「義理と人情」「粋」「知足(足るを知る)」「謙遜」「無常感」「改善」「志」の十個が挙げられる。
- 「無常感」とは、無いものが持つ美しさのことである。
- 書くことはすなわち考えること。考えることができる人は魅力的な人。
- 何でも知っている人より、何でも考える人になった方が良い。
- ものには必ず支点がある。仕事でも支点を捉えて、しっかりグリップするように。
- 考える機動力は好奇心。
- 「一事が万事」の究極は健康である。
- 痛みやつらさは、逃げるほど追いかけてくる。だから向き合う。
- 「自分は何も知らない」ということを知る。
- 重要文化財、教科書に載るような有名な本に触れる。
- センスを磨くには、素直さと勇気、それを受け入れる孤独も必要。
- 両親はいちばんの手本。
- バランスをとるために、時にはわざと負ける。
- 独り占めしない。美しいものを手に入れたらそれを共有、流していく。
- センスの良さは社会貢献。
- 何かを学ぶなら、目一杯お金をかける。
ポイントだけ挙げようとしたのですが、メッチャ多くなりました。
生活に活かしたいのは、「無常感」と「美しいものに触れる」というところでしょうか。
現在併読している本の中に、ミニマリストの方の本があります。
その中に、旅先の旅館が心地良いのは、「無駄なものが何も無い状態であるから」という表現がありました。
モノも考え方も、「最低限必要なことだけ」を意識して、しなやかに生きたいと思いました。
あとは「美しいものに触れる」経験をするために美術館などに訪れたいと思っています。
松浦さんは、中でも「個人が所有する美術館」を推されていました。尖った個性に触れることができるからでしょうか。
これまでなかなか機会がなかったので、色々調べるだけで楽しいですね。
「センスの良い大人」を目指して、ちょっとずつ生き方にスパイスを効かせていきたいと思います。
本日もありがとうございました!