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「より少なく、しかしより良く」

おはようございます。cooperです。

今朝は、グレッグ・マキューンさん著の「エッセンシャル思考」をご紹介します。

私がこれまで読んだ自己啓発本の中でも、かなりの上位にランキングするであろう書籍です。(ブログを書き始めた頃にも記事にしているように記憶していますが、AdSense対策で消してしまいました。)

書評

「最少の時間で成果を最大にする」

この本で語られる内容は、多くの方々が理想とする姿だと思っています。

エッセンシャル思考とは、本当に大事なことを見極め、最高のパフォーマンスを発揮する考え方のことです。

エッセンシャル思考になるためには、3つの思い込みを克服しなくてはなりません。

「やらなくては」→「やると決める」

「どれも大事」→「大事なものはめったにない」

「全部できる」→「何でもできるが、全部はやらない」

エッセンシャル思考が目指す生き方は、「より少なく、しかしより良く」です。

本書を推薦している一人であるダニエル・ピンクさん(モチベーション3.0の著者)は、以下のように感想を述べています(引用)。

向上心はときに絶えざるプレッシャーとなってあなたを襲う。あれもこれも試したい、いいことは全部自分の生活に取り入れたい。だが、そんなやり方で人は進歩できない。何事も中途半端に終わるのがオチだ。この苦境を抜け出すための鍵は、人生を本質的要素だけに絞り込むこと。本書は、自分にとっての本質的要素を見つけ出す手がかりとなるだろう。

向上心があるが故に、また優秀であるが故に、色々なことに手を出し、その結果思うような成果が得られないというジレンマですね。

個人的には、20代くらいまでは、ある種のガムシャラさも必要に思いますが、アラフォーの私がそれをやっては、時間の浪費となりますし、何より仕事や私生活で迷惑を掛けることなります。

 

実は先週、仕事で大きなトラブルがあり、その原因究明と対策に苦心しました。

コロナ禍ということもあり、本社中枢組織からは電話やメールで指示がバンバン飛んでくる状況で、現場はかなりカオスな状況でした。

ただ今振り返ると、本書で述べられている「重要な少数は些末な多数に勝る」「考えるためのスペース(時間)をつくる」という意識が足りなかったなと思います。

私の中ではある程度原因を絞ることができていたにも関わらず、思考を止めて、外からの指示に反応してしまっていたように思います。もう少し被害を抑えることができていたかもと思うと、やり切れない気持ちになりますが、今後の肥やしにしていこうと思います。

 

また別の章では、「拒否ー断固として上手に断る」ことの重要性も述べられています。

「上手に」というのがポイントですね。他の章では「線引きー境界を決めると自由になれる」とも表現しています。

自分の中で大切にしていることを明確にすれば、断ることができます。コロナを通して、私は家族の大切さを実感しました。次に、数少ない友人の存在でしょうか。次にお金です。笑

コロナが終息しつつある中、いつ仕事関係の飲みに誘われるかヒヤヒヤしています。これまで仕事の飲み会はほぼ必須であり、私もそう言うものだと思って参加していました。ただ自分の中での価値観が変わってしまった今、断ることは断りたいと思っています。

 

本書を読んで、ぜひ仕事や私生活を豊かにしていただきたいと思います。

本日もありがとうございました!