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独学の教室(評価:★★★★★)

おはようございます。cooperです。

今朝は、読書猿さん・吉田武さん他多数の方の著作「独学の教室」をご紹介します。

本書は、「独学大全」で有名な読書猿さんを筆頭に、様々な著名人14名(博士、ブロガー、漫画家、探検家など)の方の著作で、各人が考える「独学とは何か」が記された書籍となります。

印象に残ったこと

  1. 独学者に有利な点は「自分が学んでいる」という自覚があること。(インターネットの閲覧情報などに誘導されることなく)
  2. 2分だけやってみる「2ミニッツスターター」を活用する→未着手だったものが、未完成となるため、続きをやりたくなる
  3. 独学とは、自ら問い自ら答える、粘り強い学生と楽天家の学生の一人二役を「脳内で賑やかに」演じることである。
  4. 本は初回は後ろから前へ、細部に拘らず流し読む。
  5. 数百ページにわたる本の1ページ1行でも分かれば、既にもう「昨日までの自分ではない」、確実に進歩したと感じる楽天家であることが重要である。
  6. 独学の短所は、成果が出るまでに時間がかかることである。→時間に余裕がある人に許された手法であると心得る。
  7. 独学の利点は、全てを自分で選び、結果を受け入れ、誰にも縛られず、「選びし者」として生きていけることである。

※1・2は読書猿さん、3〜6は吉田武さん(京都大学工学博士)

所感

私はここ5年程で、昇格試験、簿記、FP、労働衛生コンサルタントの試験など、何となく独学を続けていますが、そのどれもにある種の「苦しさ」を抱いていたと思います。もちろん著者の方々も、孤独な闘いはつらいと述べられています。しかし、その先にある達成感、自己成長の実感は何ものにも代えがたいものだと言います。

私自身、昨年失敗した労働衛生コンサルタントの試験勉強について、未だに全く手を付けることができていません。受験するのかさえ、決めることができていません。(それなら、FPの上級試験を受けるのか、宅建も必要かなーとか、日々堂々巡りをしています。)

最後に、吉田武さんの最後の文章を紹介します。あまり肩肘張らずに、少しずつ勉強を再開したいと思います。

独学は、年齢に頓着しない楽点家のものである。若齢でも高齢でも、人生を変えることに遠慮はいらない。畢竟ゲームは虚無である。人生はゲームではない。即ち…。

今日もありがとうございました!