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尊厳死について。

おはようございます。cooperです。

今朝は、羽田圭介さん著の「スクラップ・アンド・ビルド」をご紹介します。羽田さんは、本作で芥川賞を受賞されています。

本作は、求職中30代男性の健斗と、同居の祖父がメインとなる話です。祖父は身体が弱ってきており、周囲に迷惑をかけている自覚があるため、「死にたい、死んだほうが良い」をよく口にします。そのある種の「願い」を叶えてやろうと、健斗は手段を考えます。それは、過剰な介護をすることで、人に備わるあらゆる機能を失わせること。それに反するように、健斗自身は過酷な運動、筋力トレーニングに励みます。生と死、また尊厳死がテーマの物語です。

私は、今、親族の介護には携わっていません。ただ、妻の両親と私の両親、幸いに4人とも存命ですので、これから介護が必要となる可能性は十分にあります。おそらく、想像以上に苦労があるものと思います。今の時点で何か備えることはできるのか。。

もし自分に延命治療が必要となったら、そんなことしないで、とっとと死なせてほしいと思いますが、実親にはそんな判断できないものなのでしょうか。先日読んだ書籍「すぐ死ぬんだから」には、「終活ノートなんて、作ったら老けるからやめたほうが良い」、なんてシーンがあったのですが、これは必要なものだと思いました。今度帰省した時に話題に出してみるかな。。

アプローチは異なりますが、二作連続で生と死について考えさせられました。個人的には、急に若い時を思い出して、筋トレに目覚める健斗に触発されました。トレーニングの中でも腕立て伏せは、限界まで追い込む要素が強く敬遠したくなる気持ち、何かわかります。徐々にトレーニングを再開することにします。

本日もありがとうございました!