おはようございます。cooperです。
今朝は実業家である金森重樹さんの著作「借金の底なし沼で知ったお金の味」をご紹介します。
金森さんの実体験から、お金の大切さと恐ろしさを深く学ぶことができました。これから一人暮らしをしようとしているお子さんにオススメです。
あらすじ
著者の金森さんは岡山の田舎で育ち、勉強に励み、東京大学に入学します。その後、以下の通り紆余曲折を経て地獄を味わうことになります。
- シャツを買いに行ったところ、悪徳業者につかまり80万円の契約を結ばされる。
- バイト先の知り合いから儲け話を持ちかけられ、現物資産への投資を行い、1,150万円の借金を負う。
- 借金を返すために1,000万円の高利借り入れを行う。
- 返済が滞り借金は総額5,000万円に膨れ上がり、取り立て屋から追われる生活に。
- その後数年で借金は1億2,000万円までになるが、投資による借金であるため自己破産ができない。
こんな感じです。まさに地獄。ここから、死にものぐるいで自己学習を重ね、「理詰めで億万長者になる」をモットーに、大逆転を狙うことになります。
所感など
御本人も書かれているのですが、自身で何も考えず、大事な決定を他人に預けてしまうことが一番良くないと感じました。つまりよく言う「分からないことには投資しない」ということです。
と偉そうに言いながらも、このような極限の状態になると、それを返したい一心で相手に身を委ねたくなる気持ちも分かります。これは「投資は余裕資金で行う」ということにつながると思います。
金森さんが身をもって語る「お金の味」は、巷にあふれる投資本よりも、もっとリアルで大切なことを教えてくれました。
あとがき
私は、金森さんの「理詰めで億万長者になる」という発想と、その行動力に衝撃を受けました。金森さんは、簿記1級、宅建士、行政書士、中小企業診断士の資格を取得されるのですが、いずれも億万長者になるための必要知識として勉強をされています。つまり人生の目的を達成するために勉強しているということです。
東大に入るくらいなので、もちろん自頭は良い方だと思います。しかし、とんでもない借金を負いながらも、日々閉店までマックで勉強していた様子が描かれていました。私も今マックでブログを書いていますが、金森さんほどの熱量で取り組むことはできていないと思います。
もっともっと自分の人生のことを真面目に考えなければならない。そして今の時間を大切にしなければならないと感じました。
では本日もお仕事がんばりましょう。
ありがとうございました!