おはようございます。cooperです。
今朝は、経済評論家の山崎元さん、FPの岩城みずほさんの著作「人生にお金はいくら必要か」をご紹介します。
本書の要点
本書においても、金融に関する知識が、誰にでもわかり易く解説されていました。タイトルが意味するところは、「人生設計の基本公式を使って、必要貯蓄額(率)を計算する」ということです。
以下の公式を用いることで、自身の必要貯蓄率を計算できるようです。
必要貯蓄率=(老後生活費率✕今後の手取り年収ー年金額ー現在資産額÷老後年数)/(現役年数÷老後年数+老後生活費率)✕今後の手取り年収
※必要貯蓄率とは、現役時代に手取り年収の何倍を貯蓄すればよいかという数値
※老後生活比率は0.7程度が標準
※年金には税金がかかるため0.8〜0.9で計算
実際に計算してみたところ、以下の結果となりました。(年金額はざっくり、かつ悲観的)
- 50歳で仕事をやめて90歳まで生きる場合の必要貯蓄率は、約33%
- 60歳で仕事をやめて90歳まで生きる場合の貯蓄率は、約10%
この計算式は退職金などは加味していないと思いますので、50歳で辞めても何とか大丈夫そうという感じでしょうか。(計算式の成り立ちをもう少し精緻に確認しなければなりませんが。)
本書は、その他、年金額の換算表やオススメの投資先など、あまり金融の知識がない方にも分かりやすい内容で構成されています。導入本としては大変オススメだと思います。
本日もお仕事がんばりましょう。ありがとうございました!