こんばんは。cooperです。
今晩は、瀬尾まいこさんの著作「天国はまだ遠く」をご紹介します。
最近マイブームの瀬尾さんの作品です。
あらすじ
仕事も人間関係もうまくいかず、23歳の千鶴は会社を辞めて死ぬつもりだった。家を飛び出してたどり着いたのは山奥にある民宿だった。睡眠薬を飲むも死にきれなかったが、民宿の田村さんや大自然に囲まれた生活は千鶴の心を徐々に癒して…。
所感など
全181ページと非常に短いお話でしたが、まるで、自分が大自然の中で生活したような、とても爽快な気分味わうことができました。あとがきで、実は作者の瀬尾さんが似た経験(自殺以外)をしたことが分かり、なるほどと思いました。
主人公の千鶴は、20日程度の民宿の生活に幸せを感じつつも、「ここは自分がいる場所ではない、ここでやることは何もない」と言い、気持ちを切り替えることになります。この感覚が、とてもリアルで、印象に残っています。
私は幼少期から学生時代まで、そこそこの都会で過ごしました。就職後は田舎暮らしが続き、近頃は、釣りやキャンプなどのアウトドアも楽しむようになりました。
そんな時、ある友人は家族4人で離島に移住し、農業を始めると聞き、少し羨ましく感じていました。ただ本作を読んで、やっぱり、田舎に住むというのは違うかな…と思い直しました。
終の棲家を決めるのは難しいですね。既に家を購入している人は多いですが、どのくらいの覚悟を持って決めたんだろう…。
今週もようやく終わりましたね。良い休日を。ありがとうございました!