まったり米国株投資で51歳までにFIREを達成するブログ

普通のサラリーマンパパが投資と趣味を両立させて経済的自由を手に入れる

就活前の子供におすすめの書籍

おはようございます。cooperです。

米国市場は荒れていますね!3MとIBMを衝動買いしてしまったのですが、タイミング間違えたかな。。

今朝は、森岡毅さん著の「苦しかったときの話をしようか」をご紹介します。大変人気の書籍のようで、図書館で予約して3ヶ月程待ってやっと届きました。

本書は、就職活動前の著者の娘さんに、著者の考える「働くことの本質」を伝える内容として書かれています。将来、大学に入った子供にぜひ紹介したい本だと思いました。

森岡さんは、過去にUSJをV字回復させたなど、マーケティング界では大変名の知れた方です。そんな父親から改めて、「仕事ってのはな…」なんて言われたら、正直ウザいと思います。実際、話の途中は、あまりにも凄腕ビジネスマンの感じが出ていて、私も読み飛ばしてしまいました。

ただ5章からは、実際に森岡さんが海外赴任の時に経験した、それこそ血尿が出るような苦しい思い出の語りから、その内容に引き込まれました。

【印象に残ったこと】

  1. 自分の中に基準となる軸がなければ、やりたいことが生まれるはずも、選べるはずもない。
  2. 「経験がないのに考えても仕方ない」は間違い。むしろ、ちゃんと考えないから経験に踏み出せないのだ。
  3. キャリア戦略とは、その人の目的達成のために、その人が持っている特徴を認識して、その特徴が強みに変わる文脈を探して泳いでいく、その勝ち筋を考えるということだ。
  4. スキル(職能)こそが、相対的に最も維持可能な個人財産である。
  5. 不正解とは、自分にとって決定的に向いていない仕事に就いてしまうことである。
  6. 君がコントロールできるのは、①己の特徴の理解と、②それを磨く努力と、③環境の選択、最初からこの3つしかない。
  7. 資本主義とは、無知であること、愚かであることに、罰金を科す社会のことである。
  8. 強みは、必ず好きなことの中にある。社会との関わりで気持ちよかった文脈をどんどん列挙してみよう。
  9. 無力なサラリーマンである以上は「後ろ向きな仕事」は避けられない。
  10. プロの世界とは生存競争の最前線である。
  11. 大切なことは自分の強みで戦うことしかないことと、自分の強みを知っておくことの2つ。
  12. 失敗しない人生そのものが、最大の大失敗ではないのか?
  13. 行動変化には時間がかかるということを覚悟して、変わる努力を継続させる。

特に6は、簡潔で刺さる言葉だなと思いました。なにげに、投資や資本家の話が出てくるところなんか面白いなと思いました。

今私は、いわゆるごく日本的な大企業に勤めています。待遇が悪い訳ではありませんが、自分自身に確たる能力(職能)を形成することができていません。クビになったら家族を路頭に迷わせる可能性があります。

そして、この4月に本社組織への異動があったことを機会に、これまでの平凡なサラリーマンから脱却して、一つ尖った能力を得たいと考えるようになりました。

今度の資格試験の受験は、その第一歩です。勉強を進める中で、自身の知識不足にも気づくことができ、それだけでも良かったと思っています。ただ、公的な資格を持っているということは、新参者の私が社内で存在感を出すためには効果があると考えています。

正直、予想以上にハードルの高い試験のようで、後悔することもありましたが、良い結果が残せるように頑張ろうと思います。家族にも迷惑かけていますが、試験が終わったら、協力してくれてありがとうと伝えたいです。

 

本日もありがとうございました!