おはようございます。cooperです。
今朝は、村上世彰さんの著作「村上世彰、高校生に投資を教える。」をご紹介します。
あらすじ
久々に投資に関する書籍を読んだような気がします。本作は、2019年にドワンゴが運営するN高等学校の投資部に、村上世彰氏が特別顧問として就任することから始まります。投資部の学生には、村上氏より投資資金20万円が与えられ、利益は学生自身が手にすることができます。学生は、村上氏より経済や金融、投資の講義を受けることができます。何より、実際に投資する経験を得ることができます。本書では、村上氏が実際にお金についてわかりやすく講義した内容と、学生のレポートが紹介されています。
所感
まず、かなりぶっ飛んだ企画であると思いました。世間的にはあまり良い印象のない村上さんですが、過去の書籍では「世の中にためにお金を使いたい」と述べられており、本書では学生への教育という形でそれを体現しています。
参加されている学生さんは、この企画に参加するために高度な試験をくぐり抜けてきているようで、学生のレポートの内容は目を見張るものでありました。恐らく、元々頭が良いだけでなく、将来自分がやりたいことや野望のをイメージとして持っている学生が多いように思いました。
やはり実践に勝るものなしと思いました。結果が予測に反した時にどう行動するのか、これは投資だけでなく、社会を生き抜くためには絶対に必要な力です。これを身につけるには、投資(さらに身銭を切ること)は絶好の教育の機会だと思いました。
あとがき
最近、51歳までに自分が将来生きるために必要なお金を作ったら、その後は子供に少しずつ相続し、私が運用をサポートしながら財産を作ってあげようと、漠然と考えていました。ただ本書を読んで、この考えは必ずしも正しくないと思いました。投資は、資産を増やすとともに、社会人に必要な能力を向上させることができることに気づきました。会社経営や景気動向などを知るには、投資は一番の教本のように思います。
その意味では、ある程度のまとまったお金を子供に渡し、実際に運用させてみる方が、子供のためになるように思いました。若い内から手痛い失敗をするのは、とても良いことだと思います。そんな夢を実現するには、まずは親がしっかり経済的自由を得ていなければいけません。今週もまた仕事がんばろうと思います。
本日もありがとうございました!