おはようございます。cooperです。
かなりご無沙汰になってしまいました。お盆休みは東北地方に帰省、子供の宿題に付き合うなど、あっという間に過ぎ去りました。
今朝は、定例の資産報告です。24年8月20日現在の総資産は6,287万円となりました。
まだ円高傾向は変わりませんが、米国が好調であるため、少し戻すことができました。このバタバタの最中に、ずっと株主優待を狙っていた【良品計画】を100株購入しました。あとはカバコsp500をそろそろ売ろうかと悩み中です。
さて読書紹介は、池井戸潤さんの著作「陸王」です。
文庫本で800ページほどの大作で、読み応え十分でした。でも展開が早いのでスッと読めます。
本作の主人公は、老舗足袋メーカーの社長です。会社の経営難から脱するために、ランニング用シューズの開発に挑戦し、数々の試練を乗り越えていく物語です。
本書はランナーとしても、ビジネスマンとしても、とても参考になる内容だと思います。まず一言にシューズと言っても、ソールやアッパーなど細かな部位があり、素材選びや縫製にはきめ細やかな技術が詰まっていることです。本書では、「人間本来の走りを追求」という言葉が出てきます。昔の人間は、足の真ん中から地面を踏みしめていたようですが、今どきの厚底シューズだと踵から踏み込んでしまい、初心者は怪我の原因になりやすいようです。これは諸説あると思いますが、シューズ選びや走り方一つでケガのリスクが上がるというのは、非常に参考になりました。
また会社は毎月の資金繰りに苦戦しており、会社を存続させるということは並大抵の苦労ではないということです。「銀行は、将来性には融資しない」という表現がありました。その会社にいくら将来性があろうとも、これまでの積み上げてきた実績がないと銀行は融資を渋るということです。ある意味で真理なんだと思いますが、やはり新規事業は難しいということと、銀行員って辛い仕事だな〜と思いました。
池井戸さんの作品は、一度下げておいてから最後のスカットが堪らないのですが、本作はこれまでよりも静かに終焉を迎えたように思います。そういう意味では、よりリアルな視点で読むことができるのではと思います。
今週は、出張はありません。明日は他部署の方と交流会を計画しておりますので、うまく話を盛り上げられるように準備したいと思います。
本日もありがとうございました!