まったり米国株投資で51歳までにFIREを達成するブログ

普通のサラリーマンパパが投資と趣味を両立させて経済的自由を手に入れる

人は二度死ぬ

おはようございます。cooperです。

今朝は、湊かなえさん著の「落日」をご紹介します。

湊さんは、言わずと知れたミステリー作家さんですね。と言いながら、私はミステリーという分野は敬遠していて、これまでほとんど読んだ記憶がありません。

なぜ今回、湊さんの本を読んだかと言うと、朝の情報番組で湊さんのことを知り、非常に感銘を受けたからです。

ざっくり言うと、「子供を寝かし付けてから執筆活動を始め、朝、子供を送り出してから寝る」という生活サイクルを続けているということでした。色々な意味で、普通の感覚ならこんなのムリだと思います。ただ、恐らくこれが湊さんなりの「習慣化」なのかなと解釈しました。私も頑張ろうと思いました。

書評

本書は、新人脚本家の主人公(千尋)が、新進気鋭の映画作家(香)から、新作の相談を受けるところから始まります。それは、過去の殺人事件を舞台にしたいという内容であり、その場所は千尋の生まれ故郷でした。なぜ香がその作品を作りたいのか、その理由が徐々に解き明かされていき、話が展開していきます。真実と救い、そしてそれを表現するとはどういうことか、深いテーマが題材となった作品でした。

印象に残ったのは、以下の文章でした。

「(中略)人は二度死ぬんだって。一度目は、体の死。二度目は、存在の消えてしまう死。お姉ちゃんがいると信じていれば、信じている人の中でお姉ちゃんは生き続けられるし、真尋もお父さんもお母さんも、お姉ちゃんの存在する人生を送ることができる」

自分の死のことを、ちゃんと考えてみたいと思いました。

話は若干逸れますが、年末は遺言を書いてみたいと思っています。どんなことを書くかはこれから考えますが、死んでから家族が困らないようにしたいと思っています。

まだ20年くらいは死ぬ気はないですが。笑

 

本日もありがとうございました!

落日

落日

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簿記3級試験結果

おはようございます。cooperです。

ご無沙汰しておりましたが、またブログを再開していきたいと思います。

今の資産状況は写真の通りです。

米国につられて日経も上げ下げが激しいものの、何とか持ちこたえているといったところでしょうか。また賞与が入ったので、現金が見た目増えています。
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ブログを休んでいたのは、かねてから進めていました「簿記3級」の試験勉強のためです。試験結果は以下の通りとなりました。

【試験結果】

問1(仕訳問題)→45/45点

問2(帳簿などの問題)→4/20点

問3(精算表などの問題)→31/35点

合計80点で、無事合格することができました。 ※70点以上が合格ライン

【考察】

  • 元々、問1と問3で合格点を取ることを目標に進めていたので、その通りになったが、問2がヘボい結果でガッカリ。試験中、かなり冷や汗をかきました。(たぶん難易度は高かったかと思います。。)
  • 問3で4点間違えてるということは、最後の足し算を間違えたのか…? これも非常に残念だった。

【試験にあたり意識したこと】

  • 休日は無勉強でスケジューリングし、家族に迷惑はかけなかった。
  • 朝一でTO DOリストを作り、できたらサッサと帰るようにした。(いつもより強く意識し、実践した。)

【簿記の勉強を通して学んだこと】

  • 桁の多い数字を見て、いくつであるか分かるようになった。(今までは、一・十・百・千・万…って指で数えていました。。)
  • 少し電卓の使い方が上手になった。
  • 財務諸表の勘定科目がどんな内容なのかボヤッと分かるようになった。(実際の決算を見て、他社と比較して…という練習はこれから必要ですが。)

【ネガティブなこと】

  • 仕事前ギリギリまで問題を解いていて消化不良になった場合、解法が気になって仕事に集中できない。
  • 趣味の読書やブログの時間が確保できない。←これが一番ツラかった。。
  • 投資から意識が遠ざってしまう。(余計な売買もしなかったので、これはむしろ良かったことか…?)

 

色々な気付きがありましたが、中でも、「勉強時間は意識して作るもの」ということは強く感じました。

あとは「試験に合格することと実務は、全くの別物」ということでしょうか。比較的、短時間で合格にこぎ着けたとは思いますが、実際に仕事に役立てるには、まだまだ知識不足なように思います。

総評すると、日常では感じることができない緊張感を味わうことができて良かったと思います。

今度は、来月にFP3級を受験しようと思っていますが、少し穏やかな日常を送りたいと思います。

本日もありがとうございました!

「サボる才能」はあるか?

おはようございます。cooperです。

今朝は、ひろゆきさん著の「1%の努力」をご紹介します。

今、動画やニュースアプリ等のメディアで見かけない日はないくらい人気のひろゆきさん。様々な人生の岐路でどのように考え、行動してきたのか、その方法について明快に述べられています。

私自身、ひろゆきさんの動画や記事にはよく目を通しています。最近は「宝くじを買うなんて意味が無い(だったかな?)」という持論を展開し、やや炎上していますが、私はこの意見には賛成です。

書評

本書では、まず「サボる才能はあるか?」という問いから始まります。できる限り最小限の努力で結果を出し、「死ぬまでの総量を増やす」ことにフォーカスしてほしいと述べています。

「必要なのはお金や時間ではない。工夫してやり方をかえられること。自分の頭で考えること。」

本書では、その考え方の考え方を、全49の思考として述べられています。その中で、参考にしたい内容を列挙します。

  1. この人とは「前提」が違うのではないか?→自分と違う意見を持つ人がいた時にも、「なぜそういう考えをするのか」を予想することで、新しい考え方にも寛容になる。
  2. 自分はどうなったらヤバいと感じるのか?→自分の人生にとっての底辺を考え、「最悪の状態」を想定しておく。できれば、旅行・映画・本などで実際に見る、触れることが大事。
  3. 片手は常に空けておけ。→チャンスが現れても、余裕がなければ取り逃がしてしまう。スケジュールに余白を作ろう。
  4. 自分にとっての「大きな岩」はなんだろう?→ツボの中には、先に大きな岩(本当に大事なこと)を入れないと、後から入れる隙間はなくなってしまう。砂や砂利や水は、後からでも入れることができる。その順番を自分で決めよう。
  5. 自分にとって何がストレスだろう?→一度やってみて、嫌だったらやめる。自分に向いていないことを体験すれば、それを避けることができる。逃げたではなく、寿命が延びたと思おう。
  6. なくなったら困る体験は何か?→好き嫌いだけで仕事を選ばない。自分にとって「これがなくなったらイヤだな」と思えることにニーズが隠れている。
  7. 特殊なポジションに手を挙げる→これは未体験だと思ったら、すぐに乗っかった方がいい。後先のことは考えない。できたらそれで良いし、できなかったら苦手なことが学べるので、どちらにしてもトクである。
  8. 自分は「いい人」に見えているか?→そこにいるだけで場の雰囲気を明るくさせること、コミュニケーションを円滑にすること。そういう才能はバカにできない。
  9. 身近に支えたい人がいるだろうか?→才能を持った人が最高のパフォーマンスを出せるように、自分ができることは何か。
  10. この1週間で「新しいこと」はあっただろうか?→人生を楽しめているかどうか。それは「最近こんなことがあった」と語れるものがあるかどうかで分かる。刺激を受ける毎日を送れているだろうか。
  11. 調べる労力を惜しんでいないか?→学ぶことを面倒に思わない方が、人生は楽しい。

私は、特に4と7に影響を受けました。

自分のための優先順位を決めて、先に取りかかるようにしなければ、やりたいことなんてできませんよね。やはり家族という大きな岩を軸に、仕事や趣味(砂や水)を埋めていきたいものです。

また7の「特殊なポジション」というのは、正に今私が悩んでいることです。最近、新しい事業に関する社内公募があり、興味を持っています。ただし、これまでの私のキャリアとは全く畑違いの分野で、恐らくこれまでのスキルは一切通用しません。ただ、私の言う「これまでのスキル」も、他者と比較して決して抜きん出ているものではないので、まずは「やってみれば?」という想いもあります。やってみて、「これ全然違うんじゃ…」となったときに、「まぁ、がんばってみるか」と思えるかどうか。

公募への立候補は明日までなのですが。。うーん、悩みます。

 

みなさんにも何か学びがあれば嬉しいです!

本日もありがとうございました!

1%の努力

1%の努力

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【21年11月末 資産報告】

こんにちは、cooperです。今日は月例の資産報告をします。

☆FIRE達成(2034年1月1日)まで4,415日です。

☆読書記録では2冊だけ紹介させてもらいました。

 ←1冊は『独学大全』という話題の書です。

  これを機に独学に目覚め、手始めに簿記3級試験合格を目指しました。

  しかし、途中で謎の体調不良に見舞われ、ただいま延期中。。だいぶ体調は戻ったため、12/17に再受験予定ですが、どうなることやら。。

21年11月末の資産報告

<総資産>

 37,987,540円(前月比:+46万円 前年比:+735万円)

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<資産割合>

 投資資産評価額:2,082万円(前月比:+163万円)

 現金:1,071万円(前月比:-117万円)

 貯蓄型保険:513万円(前月比:±0円)

 DC:148万円(前月比:+1万円)

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<投資内訳(評価額)> 

 米国投資信託:1,144万円(前月比:+35万円)

 米国ETF:278万円(前月比:+51万円)

 米国個別株:137万円(前月比:-1万円)

 日本個別株:397万円(前月比-13万円)

  ※取得額計:1,542万円 評価額計:1,957万円(+414万円 +21.2%)

  ※年間配当金見込み(税引き後):約27万円/年

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※下表は先月末

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売買内容

☆11月中は以下商品を自動積み立て(計44万円)

  1.SBIバンガードS&P500インデックスファンド 33,333円(SBI証券 つみたてNISA)

  2.SBIバンガードS&P500インデックスファンド 136,667円(SBI証券)

  3.楽天・全米株式インデックスファンド 50,000円(楽天証券 NISA,クレカ払い)

  4.eMAXIS Slim米国株式S&P500 50,000円(楽天証券 NISA)

  5.eMAXIS NASDAQ100インデックスファンド 100,000円(楽天証券)

  6.VYM(バンガード米国高配当株式ETF) 70,000円(SBI証券)

 ☆XYLD(グローバルX SP500カバードコールETF)90株(約50万円)をスポット購入 ※この銘柄は来月からの積立銘柄に追加予定。

考察

・総資産はもう少しで3,800万円が見えてきました。ボーナス+奇跡が起きて、今年中に4,000万円を突破したいです(まぁ、コロナの再拡大で絶望的ですが)。

・10月は仕事でトラブルがあり、残業が多くなったことで給与は多めとなりました。これは自分の時間を切り売りしてるだけなのでダメです。

・米国相場は好調でしたが、月末にコロナの再拡大の懸念で大きく下げています。ただ、これでもまだ高値は継続しており、バーゲンセールとは言えない状況。チャンスはもう少し先か。。

・投資資産の評価額合計が2,000万円を超えました。

XYLD(グローバルX SP500カバードコールETF)をスポット買いしています。SP500連動の超高配当銘柄で、購入したかった銘柄です。来月からの積立購入銘柄にも追加しており、これからコツコツ購入していこうと思います。

・相変わらず現金比率は高めです。ダウ平均で言うと、今から10%くらい下げて32,000ドルくらいになったら良いのですが。。

 

12月も真面目に一生懸命にがんばります!

ありがとうございました!

【21年10月末 資産報告】

こんばんは、cooperです。今日は月例の資産報告をします。

☆FIRE達成(2034年1月1日)まで4,445日です。

☆読書記録では9冊を紹介させてもらいました。

 ←まぁ、がんばりました。

  中でも小説を3冊取り入れることができて、少し心が豊かになった気がします。

21年10月末の資産報告

<総資産>

 37,531,251円(前月比:+112万円 前年比:+739万円)

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<資産割合>

 投資資産評価額:1,919万円(前月比:+224万円)

 現金:1,188万円(前月比:-112万円)

 貯蓄型保険:505万円(前月比:+6円)

 DC:147万円(前月比:+6万円)

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<投資内訳(評価額)> 

 米国投資信託:1,109万円(前月比:+100万円)

 米国ETF:227万円(前月比:+12万円)

 米国個別株:138万円(前月比:+4万円)

 日本個別株:410万円(前月比+38万円)

  ※取得額計:1,488万円 評価額計:1,884万円(+395万円 +21.0%)

  ※年間配当金見込み(税引き後):約24万円/年

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※下表は先月末

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売買内容

☆10月中は以下商品を自動積み立て(計44万円) ※前月比:+10万円

  1.SBIバンガードS&P500インデックスファンド 33,333円(SBI証券 つみたてNISA)

  2.SBIバンガードS&P500インデックスファンド 136,667円(SBI証券)

  3.楽天・全米株式インデックスファンド 50,000円(楽天証券 NISA,クレカ払い)

  4.eMAXIS Slim米国株式S&P500 50,000円(楽天証券 NISA)

  5.eMAXIS NASDAQ100インデックスファンド 100,000円(楽天証券)

  6.VYM(バンガード米国高配当株式ETF) 70,000円(SBI証券)

 ☆日本個別株のイオンモール 200株(約32万円分)をスポット購入

 ☆日本個別株のヒューリック 300株(約32万円分)をスポット購入

考察

・総資産は何とか3,750万円を突破。

・米国相場は9月に一度下がりましたが、大きく戻っています。

・米国投信の評価額が1,100万円を超えました。

・日本個別別(イオンモール、ヒューリック)をスポット買いしています。高配当、優待銘柄です。いずれも下がったところを拾えたように思っていますが、これからの政治の同行によっては危険かもしれません。。

・SPYDを積立銘柄に組み込もうと考えています。

・相変わらず現金比率は高めでしょうか。20%程度(約700万円)を目標に、積極的に買い向かいたいです。

 

11月も真面目に一生懸命にがんばります!

ありがとうございました!

これこそ、幸せになるための人生哲学書!

おはようございます。cooperです。

今朝は、本多静六さん著の「私の財産告白」をご紹介します。

著者プロフィール

本多静六(せいろく)さんは、1866年(慶応2年)、埼玉県生まれ。東京山林学校を首席で卒業後、ドイツで国家経済博士号を取得し、東大農学部の助教授となる。研究生活のかたわら日比谷公園の設計や明治神宮の造林など大きな業績を残しています。

また独自の蓄財投資法と生活哲学を実践して莫大な財産を築く。1927年の定年退官を期に、全財産を匿名で寄付(!?)。その後も、「人生即努力、努力即幸福」をモットーに働学併進の簡素生活を続け、370冊余りの著作を残しています。

書評

本書は、1950年に刊行された書籍を編集し、2005年に新たに出版されたものです。

半世紀も前の内容にも関わらず、多くの学びがあり、身が引き締まる思いになりました。

本多式貯金法とは

本多さんは、25歳の時に大学教官として働いていましたが、寄食者含め9名を養うことは金銭的に難しく、蓄財に力を入れました。

ここで、実行したのが、本多式「四分の一天引き貯蓄法」というものです。以下引用です。

苦しい苦しいで普通の生活をつづけて、それでもいくらか残ったら…と望みをかけていては、金輪際余裕など出てこようはずはない。貧乏脱出にそんな手ぬるいことではとうてい駄目である。いくらでもいい、収入があったとき、容赦なくまずその四分の一を天引きにして貯金してしまう。そうして、その余の四分の三で、いっそう苦しい生活を覚悟の上で押し通すことである。これにはもちろん、大いなる決心と勇気が必要である。しかも、それをあえて私は実行したのである。

 

貯金生活を続けていく上に、一番のさわりになるものは虚栄心である。自分のネウチが銀もしくは銅でしかないのに、暮らしのほうは金にしたい。金メッキでもいいから金に見せかけたい。こういった虚栄心から多くの人が節倹できないのである。銀はどうせ銀、銀になりに暮らせばいいのであるが、さらに人生をより安全にし、生活をより健全にしようとするならば、むしろ歩退いて(事実は一歩を進めて)実力以下の銅なり、鉄なりの生活から出発していくべきだろうではないか。

 

しかもこれ(蓄財)には、少しのムリもなかった。自ら顧みて、ヤマしいところなぞはもちろんない。否かえって、経済的な自立が強固になるにつれて、勤務のほうにもますます励みがつき、学問と教育の職業を道楽かして、いよいよ面白く、人一倍に働いたものである。つまり、この身分不相応な財産のすべては、職業精励の結果、自然に溜まり溜まってきた仕事の粕(かす)だったのである。

 

あまりに素晴らしい言葉が並んでいるので、引用ばかりになってしまいました。

社会的な地位を得ているにもかかわらず、ここまで徹底して倹約に努め、仕事に邁進できる本多さんの姿勢に深く感動しました。

さらに本多さんは、大学奉職中に、同僚より辞職勧告を受けた経験を掲載しています。

簡単に言うと、「大学職員が持つには大きすぎる財産を築いた本多さんに対して、何か悪い事業などに手を染めているのではないか」という疑惑が出たということです。

本多さんは、この同僚に対して、自身の家計簿の全てを見せることで、身の潔白を証明してみせました。

しかも、後にこの事件に対して本多さんは、「当時は自身の言動にも驕りがあって、周囲の怒りを受けるのも当然だ」と顧みています。

この境地はもはや神だと思います。

素晴らしい言葉は多々ありますが、最後に本多さんの投資鉄則の一つをご紹介します。

いかなる時代、いかなる場合にも、勤倹貯蓄が資産蓄積の基礎をなし、工夫と研究を積んだ投資が、これを倍化していくことには変わりはない。しかも時勢は常に変化を繰り返し、昨日の非は今日の是、今日の是はまた明日の非に動くものであるから、この動きを巧みに利用して、いよいよさらに大を成さしめる努力を怠ってはならない。

これに対して私は、「好景気、楽観時代は思い切った勤倹貯蓄」(すなわち金を重しとする)、「不景気、悲観時代には思い切った投資」(すなわち物を重しとする)という鉄則を樹てて直進することを人にもすすめている。

間違いなく、私が読んできた投資本の中で上位に食い込む作品になると思います。昔の本ですが、現代語に上手く修正されて読みやすいと思います。

本日もありがとうございました!

 

私の財産告白

私の財産告白

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「より少なく、しかしより良く」

おはようございます。cooperです。

今朝は、グレッグ・マキューンさん著の「エッセンシャル思考」をご紹介します。

私がこれまで読んだ自己啓発本の中でも、かなりの上位にランキングするであろう書籍です。(ブログを書き始めた頃にも記事にしているように記憶していますが、AdSense対策で消してしまいました。)

書評

「最少の時間で成果を最大にする」

この本で語られる内容は、多くの方々が理想とする姿だと思っています。

エッセンシャル思考とは、本当に大事なことを見極め、最高のパフォーマンスを発揮する考え方のことです。

エッセンシャル思考になるためには、3つの思い込みを克服しなくてはなりません。

「やらなくては」→「やると決める」

「どれも大事」→「大事なものはめったにない」

「全部できる」→「何でもできるが、全部はやらない」

エッセンシャル思考が目指す生き方は、「より少なく、しかしより良く」です。

本書を推薦している一人であるダニエル・ピンクさん(モチベーション3.0の著者)は、以下のように感想を述べています(引用)。

向上心はときに絶えざるプレッシャーとなってあなたを襲う。あれもこれも試したい、いいことは全部自分の生活に取り入れたい。だが、そんなやり方で人は進歩できない。何事も中途半端に終わるのがオチだ。この苦境を抜け出すための鍵は、人生を本質的要素だけに絞り込むこと。本書は、自分にとっての本質的要素を見つけ出す手がかりとなるだろう。

向上心があるが故に、また優秀であるが故に、色々なことに手を出し、その結果思うような成果が得られないというジレンマですね。

個人的には、20代くらいまでは、ある種のガムシャラさも必要に思いますが、アラフォーの私がそれをやっては、時間の浪費となりますし、何より仕事や私生活で迷惑を掛けることなります。

 

実は先週、仕事で大きなトラブルがあり、その原因究明と対策に苦心しました。

コロナ禍ということもあり、本社中枢組織からは電話やメールで指示がバンバン飛んでくる状況で、現場はかなりカオスな状況でした。

ただ今振り返ると、本書で述べられている「重要な少数は些末な多数に勝る」「考えるためのスペース(時間)をつくる」という意識が足りなかったなと思います。

私の中ではある程度原因を絞ることができていたにも関わらず、思考を止めて、外からの指示に反応してしまっていたように思います。もう少し被害を抑えることができていたかもと思うと、やり切れない気持ちになりますが、今後の肥やしにしていこうと思います。

 

また別の章では、「拒否ー断固として上手に断る」ことの重要性も述べられています。

「上手に」というのがポイントですね。他の章では「線引きー境界を決めると自由になれる」とも表現しています。

自分の中で大切にしていることを明確にすれば、断ることができます。コロナを通して、私は家族の大切さを実感しました。次に、数少ない友人の存在でしょうか。次にお金です。笑

コロナが終息しつつある中、いつ仕事関係の飲みに誘われるかヒヤヒヤしています。これまで仕事の飲み会はほぼ必須であり、私もそう言うものだと思って参加していました。ただ自分の中での価値観が変わってしまった今、断ることは断りたいと思っています。

 

本書を読んで、ぜひ仕事や私生活を豊かにしていただきたいと思います。

本日もありがとうございました!