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普通のサラリーマンパパが投資と趣味を両立させて経済的自由を手に入れる

音楽は自由にする(評価:★★★★★)

おはようございます。cooperです。

今朝は坂本龍一さんの著作「音楽は自由にする」をご紹介します。

あらすじ

本書は、音楽家である坂本龍一さんの自伝です。将来何になりたい?という問いに答えることができなかった幼少期。幼稚園で何気ないきっかけで触れることになり、その後の将来を決めたピアノ。学生運動に強く関わっていく学生時代。

その後は、細野氏、高橋氏と結成したグループYMOと、個人の活動で世界の音楽に功績を残します。往年の坂本さんは、積極的に環境問題にも関わります。

そんな一生を本人の語り口で描いた自伝です。

所感など

まず文章が丁寧で非常に読みやすいと思いました。音楽ができる人は表現力という観点で優れているように感じました。

作中に、「表現というのは結局、誰にでも分かるように抽象化という作業が必要。その役を言語や音楽や文化が担っている。」というような文章がありました。

この文章から、世の中のあらゆる仕事や活動は、この抽象化と具体化のバランスで成り立っていると感じました。会社組織や家族においても、人と人が完全に分かり合えることは難しく悩むことが多いですが、本作から何かしらのヒントをいただいたような気がします。

また坂本さんが近しい人を亡くした時に、「亡くなった後、いかに故人のことを深く知らなかったことを思い知らされた。」というような文章を2回掲載しています。これも何だか印象に残る表現でした。

生前に本書に出会っていれば…と悔やみましたが、彼の音楽に触れて、少しでも彼の意識に近づけたらと思います。

 

先週は寒い中、千歳方面に出張して、ひどい思いをしました。今週は出張はありませんが、溜まったタスクの処理に追われることと思います。

今週もお仕事がんばりましょう。ありがとうございました!

「リスキリング実践編」(評価:★★★★★)

おはようございます。cooperです。

今朝は、後藤宗明さんの著作「リスキリング実践編」をご紹介します。後藤さんは、銀行入行後、NYでグローバル人材育成を行うスタートアップを起業し、2021年より、日本初のリスキリングに特化した非営利団体を設立されています。

世間でもよく耳にするリスキリングですが、これまで私は、50代や定年後のオジサン世代の「学び直し」の話と捉えておりました。まだ本質的な部分の理解が足らないと思い、本書を手に取りました。

印象に残った言葉

  1. リスキリングとは、「新しいことを学び、新しいスキルを身につけ実践し、そして新しい業務や職業に就くこと」を指す。(単純な学び直しではない!)
  2. リスキリングは、マインドセット→学習→スキル→職業(キャリア)に大別することができる。(学習しても、実践し、職業につなげなければ意味がない!)
  3. 就業時間内に企業が業務として推進すべきもの。
  4. リスキリングは若い世代にも必要。(若いうちから習慣化することが大事)
  5. 2023年には、雇用創出数(6,900万件)が雇用消失数(8,300万件)を初めて下回った。(雇用が純減する時代に突入した。)
  6. 2027年までに重要性が増すスキルの中で、テクノロジーリテラシー、システム思考、AIとビッグデータのスキルが上昇している。
  7. ビジネスの成功には、グロースマインドセット(成長思考)が大切。(意識高い系で良い。6割理解でもまずやってみよう!)
  8. 「何をしたら良いか分からない」という人には、情報量と行動範囲が圧倒的に足りないことが多い。
  9. 自分の強みとなるスキル✕デジタルスキルでどんな可能性があるのかを考える。
  10. アウトプット比重を増やし、世渡り上手力(ストリートスマート)をバランス良く身につける。
  11. 年を取ってやっちゃいけない3つの話とは「説教、昔話、自慢話」である。(高田純次)
  12. 解雇されることも視野に入れる。
  13. 生成AIは人間の能力を拡張するために活用すると考える。

所感など

本書には、現在の仕事に直結する学びが多くありました。そして、自分はまだまだ甘ちゃんで仕事しているように感じました。ここまで自己を厳しく見つめ、上昇志向を持った人がいるとは…というのが感想です。

逆に言うと、ゼロからイチを創り出す人や、起業したりする人は、こういう思考を持っているんだろうなと思いました。

今の会社では、このリスキリングの考え方を取り入れて、研修や教育課程について大幅な舵切りをしていたことに今気づきました。

ただ、それが私達社員に伝わっていないのが現状です。「学習は、やりたい奴が立候補してやるもの」というイメージが植え付けられている気がします。

本書を読んで、少しだけ自分自身のマインドセットができたので、視野を広げて行動してみようと思います。

最後に印象に残った言葉です。

Skills as a New Currency(スキルは新しい貨幣)

日本の働き方も、これから数年で大きく変わっていくように感じています。何とか食らいついていかなくては…。

本日もありがとうございました!

【総資産:5,925万円】定年前後の「やってはいけない」(評価:★★★★☆)

おはようございます。cooperです。

今朝は、定例の総資産報告です。

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24年2月19日時点の総資産は5,925万円となりました。好調をキープしていますが、そろそろ下げも期待したいところです。(いつも適当な所感ですみません。)

 

読書の方は、郡山史郎さんの著作「定年前後の前後の「やってはいけない」」をご紹介します。

著者の郡山さんは、1935年生まれで大学卒業後、伊藤忠やソニーの顧問を経て、現在は人材派遣の会社㈱CEAFOM代表取締役社長です。

現在90歳近い年齢にも関わらず、生涯現役と頑張っておられるようです。

印象に残った言葉

  1. 会社に定年はあっても人生に定年はない。
  2. 定年後の職探しでは年収に拘るな。
  3. 高齢で職に就けない時は、能力がなくなったのではなく、会社との「適正」がなくなったと捉える。
  4. 仕事に使用する能力は45歳頃までにピークを迎える。(45歳以降を、折り返し地点の意味で第2ハーフと呼ぶ)
  5. 定年退職を50歳に定め、40代に入ったら第2ハーフの準備に入ること。
  6. 年の功を活かせる仕事で活躍する。
  7. 起業だけはやってはいけない。

所感など

実際に、人生100年時代を体現されている郡山さんだからこその、納得の内容でした。

50歳定年は、まさに私の理想とするところです。ただ最近考えが変わってきたなと感じるのは、必ずしも仕事をやめる(Retire Early)必要はないということです。もし早期退職したとしても、何かしら社会との接点を持っていたい、社会に貢献していたいと思うような気がしてなりません。

そういう意味では、45歳までに必要なスキルや資産を形成(Financial Independent)し、第2ハーフからはそれを還元していくというのは、とても理想的なように思います。やはりティーチングやコーチング、コンサルティングの知識は必須といえるでしょうか。

あとは今の会社を退職するにあたり、一流企業に勤めているという男のプライド(?)のようなものを捨てられるかだけですね。

 

今週は出張はありません。今日は、昔の部下と会食、水曜日は付き合いのある業者さんと会食を予定しています。

それでは今週もお仕事がんばりましょう。ありがとうございました!

鹿男あをによし(評価:★★★★☆)

おはようございます。cooperです。

今朝は万城目学さんの著作「鹿男あをによし」をご紹介します。万城目さんは、最近、直木賞を受賞されたことで再び脚光を浴びており、遅まきながら過去の代表作を読んでみようとなりました。

あらすじ

大学院の研究室の勧めで、奈良にある女子校に期間限定で先生として派遣されることになった「俺」。生徒とうまく関係を構築できず困っているところに、奈良公園で鹿が話しかけてきて…。(これじゃあ全然わかりませんね、すいません。。。)

感想など

歴史とSF、ちょっとした青春要素も混ざった、何とも不思議なお話でした。

私は数年前まで京都で生活をしていたため、親近感がありつつも、あまり奈良には行かなかったなぁという後悔も感じました。そして奈良の歴史の話がちょこちょこ出るのですが、自身の無知さ故に、輪郭がハッキリしないことがいくつかありました。結果、★4としました。

ただ、とても良い作品です。文章は軽快で展開も早いので飽きることもなく、キャラクターにも拘りを感じます。映画化されたというのも納得ですね。子供から大人まで楽しめる作品だと思います。

雑記

今日は恵比寿に出張です。病み上がりですが、楽しみにしていたので、満喫しています。今は駅前のカフェで書いています。コーヒーのカップがおしゃれ。

隣の人たちは、ヘッドハンティング?転職の面接っぽいです。SMB、ハレーション、GO-Techみたいな言葉が飛び交っています。

そろそろ上場できるところまで来ている…みたいな話をしているので、イケイケのベンチャーなのかな。流石はエビス。

面接官の方が、「僕は媚を売るのが嫌でリクルートを辞めた」ということをドヤ顔で言っていました。(顔は見ていないですけど。)

思うところはありますが、自分を貫いているのはスゴいなと感心しました。私が働いている会社と違い過ぎる。ただ福利厚生は、そうでもない。

あんまり考えていても仕方がないので、まずは今日の仕事を全力でやり切ろうと思います。おそらく一生に一回であろう、レコーディングスタジオでの仕事です。

それでは、お仕事がんばりましょう。ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ChatGPT時代のAI人材になる(評価:★★★★☆)

おはようございます。cooperです。

今朝は、野口竜司さんの著作「ChatGPT時代の文系AI人材になる」をご紹介します。

私はナンチャッテ理系ということもあり、恥ずかしながらDXや今回のChatGPTに疎く、危機感を感じているところでした。

また最近、社内専用のChatGPTが導入されたものの、うまく活用できていなかったことが、本書を手に取ったきっかけです。

GPT時代のAI人材に必要な「7つの力」

  1. AI活用マインド→常にAI活用の可能性を考えること
  2. AIキホン理解力→AIで出来ることと出来ないことを理解する
  3. AI仕組み理解力→単一タスクではなく、たくさんのタスクを実行することができる
  4. AI事例収集力→世界の事例を効率的に集めていくことが重要
  5. AI企画力→AIの能力を活かし、適切な課題にマッチングさせることで、課題解決の質と量を向上させる
  6. AIプロンプト力→指令(プロンプト)の良し悪しで生成される内容のレベルが大きく変わる
  7. AIマネジメント力→AI操作力とAI導入力を磨き、精度を上げることが重要

感想など

本書は、ChatGPTの操作説明などではなく、実務に活かすための考え方の指南書に位置づけられると思います。タイトル通り、私のような超初心者にも分かりやすい表現になっています。

前述の通り、社内専用のGPTが既に導入されているのですが、これまでうまく活用できていませんでした。何度か触ったときも、結局、ネット検索とあまり変わらない使い方しかできなかったと記憶しています。

活用方法としては、まずはChatGPTへのプロンプト(指令)の方法が大切だということが分かりました。例えばプロンプトとして、依頼内容・役割(◯◯の先生やプロなど)・ルール(◯◯の方法で評価して等)・形式(表形式など)・評価・参照などを詳細に設定することで、こちらが求めている答えにより近づけることができるということです。

また巻末には、実際に企業での導入事例が紹介されており、非常に参考になりました。

子供とは「AIで消えていく職業」といった話をよくするのですが、これからの時代、AIはどの仕事にも関わってくるものであり、AIをうまく活用できる人材が必要となると感じました。(もちろんプログラミング技術も必要ですが、これもAIが作成できるようになる可能は大いにある。)

今のDXやAIの流れから振り落とされないように、何とか頑張りたいと思いました。

 

本日もありがとうございました!

52ヘルツのクジラたち【評価:★★★★☆】

おはようございます。cooperです。

今朝は、町田そのこさんの著作「52ヘルツのクジラたち」をご紹介します。本作は2021年の本屋大賞作品として話題になりましたね。

あらすじ

52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞くことができない周波数で鳴くクジラで、最も孤独な生き物と言われている。家族から愛情を受けられなかった主人公の貴瑚と、家族からムシと呼ばれる少年の出会いが、壮絶な物語に発展する。

感想など

前述の通り、本作は本屋大賞として取り上げられたということだけで、ストーリーは知らずに手に取りました。

登場人物は、皆が暗い過去を背負っており、家族愛や虐待というありきたりな言葉では言い表せない、どす黒い感情が本作に込められていました。それでも、小さな光を手繰り寄せる様に感動を覚え、カフェで泣かせてもらいました。ただ流石にテーマが暗すぎるので、もう読めないかなぁと思っています。

心が弱っている方にはオススメできませんが、じっくりと物語に浸りたい方は、ぜひ手に取ってみて下さい。

 

今週は出張もないので、じっくりとタスク処理していきたいと思います。今日は大雪の予報も出ていますので、お出かけの際はお気をつけください。

本日もありがとうございました!

【総資産:5,481万円】インフルエンザにかかった話

おはようございます。cooperです。

今朝は定例の資産報告です。23年12月25日時点の総資産は5,481万円となりました。

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まだ月末のカード支払い日前になりますので、給与振り込み後に瞬間的に増えている状態になります。

タイトルに書きましたが、先週インフルエンザに罹患してしまいました。熱は最高39℃はあり、復帰後の今も胃痛で苦しんでいます。

思い返せば、今年は5月にマラソン大会に出場した時が一番元気で、その後7月にコロナに罹患して以後、ずっと体調が悪かったなと思います。

まぁコロナは一緒に出張した上司からもらい、インフルや風邪菌も子供からもらったので、自分の不摂生が原因ではないのですが、免疫力が落ちたといえばそうだと思います。

私は全く信心深くないのですが、今年は厄年だということに今更気づき、関係あったのかなぁという感じです。

話は変わり、挑戦中の資格試験は、一次試験通過の知らせが来ましたので、1月末の二次試験に向けて準備中です。今年は何とか合格したい。

非常にマニアックなのですが、以下の書籍が試験の必読書となっており、すぐに眠くなるように毎夜読んでいます。

労働衛生のしおり (令和5年度)

労働衛生のしおり (令和5年度)

  • 中央労働災害防止協会
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それでは、今週もお仕事がんばりましょう。明日は、静岡に出張してきます。あー、胃が痛い。