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きみの人生に作戦名を。(評価:★★★★★)

おはようございます。cooperです。

本日は、梅田悟司さんの著作「きみの人生に作戦名を。」をご紹介します。

実は1月末に受験した試験が残念ながら不合格に終わりまして、その悲しい、悔しい気持ちで本屋に行ったところ、本書を見つけ、購入に至りました。

本書で書かれていること

本書は、自分の中に眠っている見えない一貫性を見出すための具体的な方法を、「9マス思考」というという枠組みを用いることで追体験できるように構成されています。このプロセスは以下の通りです。

  1. 経験を「きっかけ・行動・学び」の1セットとして捉える。
  2. 過去と現在を振り返り、未来に思いを馳せる。
  3. 「きっかけ・行動・学び」×「過去・現在・未来」の9マスから大きなベクトルとしての自分軸を見出し、名前をつける。

人は長い人生の中で必ずしも一貫した行動を取ることはできません。見えない一貫性とは、これまでの人生の行動を振り返り、そこに共通する「信念」を見つけ出そうとする行為になります。この見えない一貫性を見つけるために、過去・現在・未来の行動に至ったきっかけと、その行動からの学びを集めていくことが重要となります。

自分の軸を明確にすることで、これから世の中にどう貢献できるかを考え、作戦名に落とし込んでいきます。

印象に残ったことなど

本書は、「楽しく作戦を考えて有意義な人生を!」などという軽いノリの内容ではありません。自己を徹底的に振り返り、自分のこれまでの蓄積を世のためにどう活かしていくかを考え抜くことが大事だということです。作戦名をつけるのはオマケのようなものです。

  1. 最後は肩書を捨て、活動家に向かう→誰からも頼まれてもいないのに、全力で取り組んだことは何か?
  2. 「蓄積+今日」という資産を何に投資するか
  3. 作戦名があなたの活動を先鋭化する
  4. やさしさの価値に目を向ける
  5. 世界を1ミリではなく、1度動かす
  6. 終わらせることから、はじめる→人生の第二幕をはじめるには、中途半端になっていることにけじめをつける

さすが言葉のプロフェッショナルと感じました。

日々の生活で感じる心のモヤモヤを、言語化してしまう能力は素晴らしいですね。

「終わらせることから、はじめる」…、冒頭に試験不合格の話をしましたが、やはりこの試験を避けては通れないということでしょうか。

そもそもなぜ、この試験を受けたのか…。

それは、社内でこの分野で第一人者になりたいという思いもありましたが、どちらかと言うと評論家ヅラした老害さん達に自分のことを認めさせたいという思いが強かったように感じます。本書では嫉妬の感情についても肯定してくれていますが、コンサルタントという資格を得るにはあまりよくない動機であったようにも感じます。

受験には、職場や家族の同意も必要ですが、要は自分自身で腹を決めるだけだと思います。今回の試験結果は真摯に受け止めつつ、本書の考えを取り入れ、自身を見つめ直していきたいと思います。

(それにしても悔しかったー!!実は結果聞いた時、ノートにめっちゃ落書きして心を落ち着かせました。)

 

本日もありがとうございました!