おはようございます。cooperです。
(まずは、本題とは関係ない書評から。)
今朝は、西加奈子さん著の「美しい人」を読了しました。
西さんはテヘラン生まれ大阪育ちの作家さんで、07年に「通天閣」で織田作之助賞を受賞しています。
とても好きな作家さんの一人で、オススメは「サラバ」や「i(アイ)」などです。
西さんの作品はほぼ読み尽くしていると思います。
本作は、32歳女性の主人公(金持ちの娘)が、仕事や家族との人間関係に疲れ、国内のリゾート地へ一人旅をするところから始まります。
そこで出会う二人の男性を通して、新たな価値観を見出す物語です。
友達や家族からの評価に怯え、身動きが取れなくなる主人公の様子は、共感できる部分が数多くありました。
自立・自律した人間になるには、「自己決定感」が必要だと思います。
自分の子供にも、色々な経験を通して自分で好きなこと、得意なことを見つけてもらいたいと思っています。
これこそ親の役目だと思い行動するのですが、日々迷走しています。。
あなたは賃貸派? 持ち家派?
話が逸れますが、最近悩んでいるテーマです。
資産を増やす、FIREを達成するにあたり、「住宅」の問題は非常に重要な問題となります。
世間では、資産形成のためには住居費は手取りの3割まで、とか言われますかね。
だったら金利の安い今のうちに住宅を購入して、今の家賃をローンの返済に充てた方が良いという意見があります。
今後、気が変わるかもしれませんので備忘録として書いておきますが、現時点で私は、家は買わない予定です。
今、私が家を買わない理由
その理由は以下の通りです。
- 勤務先の福利厚生が充実している
- 今後、転居する可能性が高い
- 不動産投資と同じだと思ってしまう
まずは1、今、働いている会社の福利厚生が充実していることが挙げられます。
前々回の記事で私の家計を報告させてもらいましたが、今は手取りの約1割程度に家賃を抑えられています。
転勤が多い職種なので家賃補助も充実していると思われますが、この福利厚生を使わない手はありません。
次に2で、転勤が多いということは単身赴任の可能性も高いということです。
家族が決められた土地で生活できるというメリットはありますが、私が住めないなら購入する意味は半減すると思っています。
(実際、今の上司である経営層はほとんどが単身赴任です。その一人の時間を活かして自分磨きをしているような上司は、数少ないように見受けられます。)
今後、へき地に飛ばされることがあったなら、賃貸の二重貸与を認めてもらおうと思います。
最後に3で、何かの本で読んだのですが、「住宅購入は不動産投資と同義」という考え方です。
住宅購入とは、見方を変えると、自分の資産より遥かに多額のローン(つまりレバレッジをかける)をして、今後価値が下がることがほぼ確定している金融商品を購入することに他なりません。
今のところ不動産の知識もなく家の価値も判断できないので、ほぼ負けが確定していると思っています。
ただ米国など、これからも人口増加が見込まれ、経済が拡大していくような国であれば認識は変わります。
実際、米国では、地方で割安の住宅を購入・売却しながら、資産を増やしていくというスタイルがあるようです。
日本ではあまり見られないケースですし、一発勝負で最良の買い方ができるとは思えない訳です。
ということで、現時点では住宅は購入しないという結論です。
ただ重要なところが未定となっていたことに気付きました。
それはFIRE達成後にどうするか?ということです。
資産を取り崩して生活できる算段はついていましたが、住宅のことをしっかり考えていませんでした。
その頃には親の介護の問題などもありそうなので、その時に考えようかな、なんて今のところそんな甘い考えです。
この住宅の問題については、宅建や投資の勉強を通じて、追記していきたいと思っています。
ありがとうございました!