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普通のサラリーマンパパが投資と趣味を両立させて経済的自由を手に入れる

異文化に触れることの大切さ

おはようございます。cooperです。

今朝は、小松由佳さん著の「人間の土地へ」を読了しました。

本書は、私の大切な友人に紹介してもらったノンフィクション本です。

普段、自己啓発や金融関係の書籍を読むことが圧倒的に多いので、非常に新鮮な気持ちで読むことができました。

 

著者プロフィール

小松さんの本業はフォトグラファーです。

高校時代に登山に魅せられて以来、国内外の山に登っています。

2006年に世界第2位の高峰K2(8611m/パキスタン)に、日本人女性として初めて登頂しました。

 ✳私は世界第二の山がどこなのか知りませんでした。

その後、草原や砂漠など自然と共に生きる人間の暮らし方に惹かれ、旅をする中で知り合ったシリア人と結婚し、その後はシリア内戦・難民をテーマに撮影を続けています。

本書をオススメしたい人

  • 登山の魅力(素晴らしさと恐ろしさ)をその道のプロの実体験から学びたい方
  • シリア情勢について詳しく知りたい方
  • 宗教など、異文化コミュニケーションに興味のある方

感想

本書は、冒頭からK2に登頂してから帰還するまでの道のりが生々しく描かれています。

せっかく登頂しても、帰還するまでの間に力尽きて命を落とす人が多いというのは驚きでした。

その後、自然に魅せられ各国で旅をするのですが、大自然の中でほぼ自給自足の生活をしている若者たちが非常に魅力的でした。

 

小松さんはシリアで出会った男性と恋愛関係に発展するのですが、その後、二人の前にはかなり高いハードルが待ち構えています。

シリアの内戦と文化の違いです。

これまでシリアのことは深く知りませんでしたが、これは人がまともな精神状態で生きていけるような状況ではありません。

また彼はイスラム教徒なのですが、結婚後も価値観のズレで度々衝突していました。

私は、宗教のことも意識したことはほとんどありません。

自分達が当たり前だと思っていることが、他の人にとっては違う。

ちょっとしたことでも違和感を持ってしまう悲しい国日本ですが、宗教の違いはこれを遥かに超越しています。

本書を読んで、自分がいかに狭い世界、価値観の中で暮らしているかを痛感しました。

冒頭にも書きましたが、この本は人から薦められた本で、自分ならまず手に取らないと思います。

自分が本を選ぶポイントは、日々の仕事や投資について実際の行動に結びつくような学びが得られるかです。

そのため、どうしても短絡的に自己啓発本を選んでしまっていました。

もっと多種多様な価値観に触れ、視野を広げていきたいと感じました。

 

ありがとうございました!