おはようございます。cooperです。
今朝は、アーノルド・ベネットさん著の「自分の時間」についてご紹介します。
以前より、ベネットさんの書籍には興味がありながら、いつまで経っても図書館の予約順が回ってこないので、思い切って中古本を購入しました。
ただ今、資格試験の勉強期間中で、残り約2ヶ月というところとなりました。しかし、その試験のハードルの高さ、内容の難しさが分かってくるにつれ、相当のストレスを抱えることになってしまいました。というか、期待するよりも勉強と真摯に向き合えず、自分自身にガッカリしているといった症状でしょうか。
勉強期間中は、読書は控えていたのですが、こんな体たらくを打破したいと思い、本書を読みました。1900年代初頭に書かれたと言われている本書ですが、現代の私が読んでもとても納得のできる内容でした。
印象に残った内容
- 朝の1時間は夜の2時間以上の価値がある。
- 時間があれば金は稼げるが、金があっても時間は買えない。
- 1日が24時間であることを、本当に理解しているか。
- 「何かを始めたいのに始めていない」という焦りの感情が、心の平安が得られない原因である。
- 1日を快適に過ごすことは、いかに至難のわざであるか、そのために多くの犠牲を払い、倦まずたゆまず努力し続けなければならないかを、冷静に悟ることが重要である。
- スケジュール表で時間はつくれない。ただ始めさえすればいいのだ。
- 時間は前借りして浪費することはできない。完全に手つかずの状態で、とっておかれている。明日まで待つことなど、何の意味もない。
- 初めからあまり多くのことを企てないようにしよう。
- つまらない成功で結構。つまらない成功は、つまらなくない成功をもたらすかもしれない。
- 仕事8時間、睡眠8時間。そして残りの8時間の過ごし方を説明できるか。
- 1日の2/3の時間を、単に1/3を占める勤務時間に付随している時間に過ぎないとしてしまうなら(しかも仕事にさえ、情熱を燃やしていないのに)、完全に充実した1日を過ごすなど、どうやって望めようか。
- 家の玄関を出て電車に乗り込むまでの時間、思考を停止させてはいけない。
- 通勤時間を新聞(現代で言うとスマホやネットニュース?)を見ることに使うことはやめよう。
- 週に3回、90分ずつ、何か精神の向上になるような意義のあることを継続してやってみよう。
- 1週間を6日として計画する。
- 習慣を変えるなら、あまり大きなことを公言せず、さりげなくやろう。
今回の試験にあたって、できるだけ自分にプレッシャーをかけてやろうと意気込んでいたことは、完全に裏目に出ていたように思いました。
もっと肩の力を抜いて、1日を大切に過ごし、淡々とやるべきことをやろう。残り2ヶ月がんばりたいと思います。
本日もありがとうございました!
本当はこの本も紹介したかったのですが。。全くの音痴ですが、試験が終わったらプロのピアノを聴いてみたくなりました。