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転職の思考法(評価:★★★★☆)

おはようございます。cooperです。

今朝は、北野唯我さんの著作「転職の思考法」をご紹介します。

本書のあらすじは、「このまま今の会社にいていいのか」と思い悩む30代男性である主人公(青野)が、カリスマ転職コンサルタント(黒岩)と出会い、タイトルである「転職(者)のための思考法」を伝授され、成長していく物語です。

印象に残ったこと

おそらく、転職本でなくても自己啓発本の類には、必ず「自身のマーケットバリューを高めよ」という助言が書かれていると思います。本書も例外ではなく、物語の中では、マーケットバリューの測り方を以下のように定義しています。

マーケットバリュー=技術資産✕人的資産✕業界の生産性

1.技術資産

  • 会社を変えても、価値のあるスキルをどれだけ持っているか?
  • 他の会社でも通用するレアな経験がどれだけあるか? それは、世の中からの強いニーズがあるか?

2.人的資産

  • 社内外に、自分のために喜んで力を貸してくれる人物がどれだけ存在するか?

3.業界の生産性(一人あたり)

  • 自分が所属しているマーケットの「一人当たり生産性」「成長性」は高いか?

これら3要素により、給料の期待値が決まるということです。

そして、このマーケットバリューを高めるためには、20代は専門性を磨き、30代では経験を積み、40代は人的資産でキャリアを築くことを勧められています。

私を含めた多くのサラリーマンの方々は、ドキドキする、または恐ろしく感じる内容ではないでしょうか。

私は食品メーカーの生産技術職なのですが、特に専門性も意識しないまま、地方転勤を続け、その場限りの雑な経験を積んでしまったなぁと感じています。

そもそも、研究職のトップクラスの人を除き、世間で言う「専門性が高い」という人は、社内には極少ないように思います。

そして近年は、総合職の若手や、私と同年代(40前後)の中でも優秀な人から、会社を辞めている状況です。私の会社では、社外で通用する専門性は身につけることができないと、見切りを付けられているということです。

さらに、私が最も危惧しているのは、私のような「ナンチャッテ技術職」の人材が、社内で「技術力が高い」ともてはやされ、経営やコーチングなどのスキルを学ばないまま、組織のリーダーになってしまうことです。これは、年功序列という大企業病がもたらした結果だと思います。

もし私が、今の会社で必要な人材となるには、この「組織のマネジメント力」を身につけることがポイントだと思いました。きっと、その力は転職するとしても重要なスキルだと信じて、色々と調べてみようと思います。

(ここまで話してなんですが、私は現時点では転職を考えてはいませんので。)

 

それでは今週もお仕事がんばりましょう!ありがとうございました。