おはようございます。cooperです。
今朝は、昨日に続き、オリバー・バークマンさんの著作「限りある時間の使い方」をご紹介します。本日は、昨日に紹介できなかった巻末の付録「有限性を受け入れるための10のツール」の内容と、実際に私の所感や行動したいことを付記したいと思います。
有限性を受け入れるための10のツール
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「開放」と「固定」のリストをつくる
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先延ばし状態に耐える
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失敗すべきことを決める
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できなかったことではなく、できたことを意識する
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配慮の対象を絞り込む
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退屈で、機能の少ないデバイスを使う
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ありふれたものに新しさを見いだす
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人間関係に好奇心を取り入れる
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親切の反射神経を身につける
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何もしない練習をする
1.開放のリストとは、抱えているタスクすべてのことです。まずは、これを全て挙げ、その後に最大10個を固定リストに放り込む。そして10個の重要なリストのみに集中すべきということです。10個でも多いので、私は3個(家族・健康・仕事のうち最も重要なタスク1つずつ)にしておきます。
2.先延ばすというのは、1つのプロジェクトに集中せよということです。やることが多すぎて不安になると、人は同時に色々なことに手を付けてしまいがちなようです。
3.失敗すべきこと、というのは失敗の許容を決めておくということです。すべて完璧にしようとせず、ある程度の失敗を想定しておくことで、必要以上に落ち込まなくなるということです。私は、毎日ジョギングをしていますが、二日酔いでまともに走れないことも多くあります。そんな時は、ウォーキングレベルでもOKとしています。
4.できたことリストを作りましょう。子供みたいですが、「服をたたんで整理した」「腕立て伏せを3セットやった」など、日課にしていることも「できた」と認めることが大事なようです。
5.何気なくSNSを眺めていると、配慮すべき以外のことにまで、とらわれがちです。これからの自分は、何に配慮すべきかを明確にして、その他のことは気にしないというスタンスが大事なようです。私は最近、社内政治がどうでも良いと考えるようになり、だいぶ気が楽になったような気がします。
6.スマホの機能は、極力減らすことが大事なようです。早速、自分のスマホのホーム画面からニュースや動画アプリを消し、画面をグレースケールに変更してみました。確かに魅力が半減した気がします。
7.日々を忙しくしている私達は、すでにある人生に深く潜り込み、日常の内側に新しさを見つけることが大事とのことです。いつもの通勤ルートを変えてみたり、写真を撮ったり、日記をつけたり、少しだけ変化をつけることで、日々の体験は深まるようです。
8.目の前の人をコントロールするのではなく、好奇心を持つことで、あらゆる問題を軽減できるとのことです。これは人間観察が好きな私も、納得の内容です。
9.「親切の反射神経」とは、他人に親切にしようとした時に即座に実行してしまうことです。完璧な方法ではなくても、すぐにやってしまうことが、後回しを防止できる方法です。これは実感ありますね。後で感謝を伝えようとして、結局言えなかったなんてことは多々あります。不完全でも伝えることを優先したいと思います。
10.本書では「何もしない瞑想(5分とか)」を勧めています。現実逃避のために何かをするのではなく、自分だけの時間をじっくり味わいましょうということです。在宅の時、ふとそんな瞬間がありますが、やっぱり仕事のこと考えたりスマホいじったり、筋トレしたりしてしまいますね。意識的に「何もしない時間」を作ってみようと思います。
いかがでしょうか。この付録は、10ページくらいのものなのですが、これだけでもかなりの気付きがありました。改めて本書の素晴らしさを実感することができました。
本日もありがとうございました!