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新版 お金の減らし方(評価:★★★★★★)

おはようございます。cooperです。

本日は、森博嗣さんの著作「お金の減らし方」をご紹介します。久々に、ちゃんとした投資系の書籍になります。

「全てがFになる」など、著名な作家である森さんが、こういう本を書かれているのは意外でした。

所感など

「DIE WITH ZERO」の日本版といった感じなのかなと思い手に取りましたが、それとも違う森博嗣ワールド満載の内容でした。森さんは、自分の欲求を深く知り、それを達成するためにお金を使うことの大切さを述べています。やりたいことのためなら、必死でお金を増やすでしょ?ということです。

本作で印象に残った内容を列挙します。

 

  1. 自分の欲求を深く知ることが大事→人の承認を得るためにお金を使っていないか?
  2. お金に価値があるわけではない→ものの値段は他人がつけた数字であると理解し、自分の価値観を左右されないようにすること。
  3. 目的があれば仕事が楽しくなる→自分の楽しみがある人には、「あと、どれくらいのお金があれば、どれくらいのことができるか?」と、お金の価値を測ることができる。
  4. 損を先に、得を後にすることが鉄則
  5. 必要なものよりも、欲しいものにお金を使うこと→本人がしたいことを判断基準とすること。(必要だからという理由だけで無条件にお金を出さないこと。)
  6. お金に困る原因は10年前の行動にある
  7. 感謝される仕事がしたい症候群→感謝されるのは、お金をもらう側になるので、これは筋違い。自分の仕事にプライドを持ち、自分で自分を褒めるようにすること。
  8. お金を増やすのに最も有効な方法は仕事をすることである→未来のことを考えて策を講じること。
  9. 自分が何に向いているかは案外自覚できない。→いつもの自分の習慣にとらわれず、「どうして自分はこう感じるのか?」という疑問の気持ちを持つことが大事。

実際、森さんは庭に線路をひいて列車を走らせたかったがために、作家の仕事を始めた(そしてベストセラー作家になった)そうです。これは極端な例かもしれませんが、真理なのかもしれません。

私も「やりたいこと」を考えてみたのですが、すぐには思いつきませんでした。「こうありたい」という姿はあるのですが、それは他者からの承認欲求も含まれているような気がします。

あっ、やっぱり高級ホテルや旅館に泊まってみたいかも…。あとは旅行かな。最近、物欲は本当になくなってきていて、経験にお金を使いたいと思うようになりました。もう少し考えてみようと思います。

今週は、月曜から火曜日に京都に出張していました。古巣の人々からは予想外の歓迎を受け、素晴らしい時間を過ごすことができました。

それでは本日もお仕事がんばりましょう。ありがとうございました!