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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(評価:★★★★☆)

おはようございます。cooperです。今朝、電車で隣に座った人が扇子で顔を仰ぎ出したことが、不快で仕方ありませんでした。言葉にするのはとても難しいのですが…、これって私だけでしょうか?

今日は、ブレイディみかこさんの著作「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」をご紹介します。

所感など

本作は、著者(母親)の息子さんが、イギリスのブライトンにある「元底辺中学校(と著者が呼ぶ)」で過ごす1年半の生活が描かれた作品です。息子さんは、日本人の母親と英国人の父親から生まれたため、地元学校ではいじめに遭うのではと両親から危惧されていました。この多感な時期に、息子さんは人種や宗教、いじめの問題など、様々な経験を経て成長していく物語です。

私は日本でしか暮らしたことがありません。あまり異国の方や宗教思想を持った方などと深く関わった経験もありません。

本作は、子供の視点を通して、「もし自分がこの環境に置かれたらどうするだろう」を考えさせてくれる作品です。子供の方が、ある意味でストレートに人間関係を形成するため、時に残酷なこともあると思います。一時は、息子さんもそのターゲットにされますが、持ち前の賢さと真面目さで乗り切ります。

印象的だった部分を紹介します。

「多様性は、うんざりするほど大変だし、めんどくさいけど、無知を減らすからいいんだと母ちゃんは思う」

日本では、多様性は素晴らしいことだと急激に舵を切っていますが、まだ身近に感じられないため、ピンと来ない人も多いことかと思います。本当は、皆が同じの方が良い(ラク)に決まっているという前提は忘れてはいけないと思います。

少し話が逸れますが、昨日、会社のweb研修で、LGBTQ+の講義を受けました。講師は、レズビアンを公表している女性の方で、実体験をもとにしたVR動画は非常に心動かされるものでした。

特に大切にしないといけないことは、「悪気がなくても、何気ない言葉が人を傷つけることがある」ということです。

会社という組織は、たまたま一緒になったメンバーの集まりです。私はどちらかと言うと、仲間のことは知りたい質なのですが、言葉には気をつけたいと思いました。

まだまだ、◯◯ハラが横行している会社なので(笑)、多様性やLGBTQ+なんて、まだ先かもしれませんが、少なくとも自分はこの機会に行動を改めていきたいと思いました。

本日もありがとうございました!