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朝のラッシュ時に電車を緊急停止させた話

おはようございます。cooperです。

今朝は、三島由紀夫さん著の「命売ります」をご紹介します。

自殺に失敗した青年(山田羽仁男)が、どうせ一度はないものと思った命、いっそ誰かに買ってもらおうと「命売ります」の新聞広告を出します。青年の周りでは様々な事件が嵐のように展開し、人の命、生と死について、深く考えさせられる物語です。

三島由紀夫は大好きな作家の一人なのですが、彼の作品の中でも、個人的には上位に来る小説です。初めて読んだのは大学生?の頃でしょうか。かなり衝撃的な内容であったことは記憶していますが、図書館でふと目が合ってしまったので、再読することとしました。読み始めたら最後、昨夜から一気に読み終えてしまいました。

先日、養老孟司さんの「ヒトの壁」を読み、こちらも感銘を受けました。昔はもっと土地や家族など、人と人との結びつきが強くて、「自殺」なんてことは考えられなかった。今は、個が強くなってしまい、「自分の命なんだからどう扱ったって自分の勝手だろ」という理屈が成り立ってしまう。私の勝手な解釈も含まれますが、そんなことが書かれていました。

タイトルで書いたのですが、今朝、電車で通勤していた時、急に同じ車両の人が倒れました。しばらく周りも沈黙していましたが、私は咄嗟に緊急停止ボタンを押しました。電車は緊急停止を始め、車掌さんから問い合わせがあったので状況を伝えました。幸いその方はすぐに意識を取り戻して、次の次の駅で降車していました。おそらく10分ほど、ラッシュ時の電車を遅らさせてしまいましたが、すぐに対応して良かったと思っています。ああいう時って、意外と人は動けないんですね。対応した時は、心臓マッサージまで想定したのですが、大事に至らずに安心しました。そういえば、電車ってAEDはついているんですかね。

週初めに「命売ります」を読みながら、そんな現場に出くわす。今週は平和な一週間であることを願います。

 

本日もありがとうございました!