こんにちは。cooperです。
今日は伊坂幸太郎さんの著作「ＡＸ（アックス）」をご紹介します。伊坂さんの作品は、ゴールデンスランバーや重力ピエロなど、有名所はいくつか読ませてもらっておりますが、本書も名作と言えるのではないでしょうか。
あらすじ
主人公の三宅は、文房具メーカーの会社員で、妻と息子の三人家族です。三宅は裏の顔で「兜（かぶと）」の異名を持つ殺し屋として暗殺を繰り返します。しかし、家族を失いたくない一心で、この裏稼業から手を引くことを決意するのですが…。
感想など
伊坂さんの作品には、殺し屋という人種が何度か出てきたように思います。そのいずれも、有能な殺人者であるにも関わらず、私生活が少し抜けています。本作も、一流の殺し屋でありながら、普段では奥さんに気を遣いまくる様子が描かれており、「いやー、分かるな―。」と共感してしまいました。
本書は、私の妻が先に読んでおり「面白かった」という感想を聞いていたのですが、どの部分であったかは大変興味深く思っています。「わが家の関係と同じだよね」なんて絶対に言えません。
ラストの、父として家族を守ろうとする姿は、非常に感動的なものでした。
章ごとの文章が短く、とても読みやすいので、若い人でも気軽に読むことができると思います。
本日もありがとうございました！
