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ストレス脳(評価:★★★★☆)

おはようございます。cooperです。

今朝は、アンデシュ・ハンセンさんの著作「ストレス脳」をご紹介します。ハンセンさんは、「スマホ脳」という世界的なベストセラーを生み出した作家さん(本業は精神科医)ですね。

本作は、まさに精神科医であるハンセンさんの専門分野になるでしょう。ストレスを切り口に、うつなどの精神疾患に罹患するメカニズムを解説しています。

色々と学びのある書籍でしたが、文末に「10の最も重要な気づき」としてまとめてくれていたので、その内容を簡潔に列記していきます。

  1. 我々は健康や幸せのためではなく、生き延びて子孫を残すために進化してきた。
  2. 感情は行動させるために存在するため、変化していくものだ。
  3. 不安とうつは防御メカニズムである。
  4. 記憶とは変化するものである。
  5. 睡眠不足、ストレス、SNSにより、脳が「自分は危険な状態にいる」「十分な存在ではない」というシグナルを受け取り、精神状態を悪くする恐れがある。
  6. 運動は、うつや不安から守ってくれる。
  7. 孤独はいくつもの病気に影響する。
  8. 遺伝子の影響もあるが、たいていは環境の方が重要である。
  9. 常に幸せでありたいと思うのは非現実的で辛いだけである。
  10. 精神状態が悪いなら、精神科を受診すること。

 

いかがでしょうか。

感覚的には理解していても、専門家の意見と考えるととても納得性のある内容に感じるのではないでしょうか。「孤独」というのは、想像以上に人の気を落ち込ませる状態ということです。

また人は元来、怠惰な生き物であり、余計なエネルギー消費を抑えるために、運動は控えてきたと述べられていました。そう考えると、運動習慣を身につけることは大事であるものの、とても難しいことであることが分かりました。

ちなみに、FIREという生活は、精神的には非常に危ないのでは…と思いました。しかしながら、本書のようなことを意識して生活することで、精神障害のリスクを抑えることができると思います。

そして、仕事をするということは、ストレスを感じる一方で、これらの課題のいくつかを解決できるということです。まだやめない方が良いか…。

本日もありがとうございました!